幻想水滸伝1 台詞集 第二章

本拠地7

──四階 広間
マッシュ
「ティエルどの、
 この者が、ロッカクのかくれざとからきた
 忍びのカスミと申しています。」
カスミ

「ティエルさま、
 わたしはロッカクの忍び、
 カスミと申します。

 わがロッカクの村は、帝国に
 ていこうをつづけていましたが、
 ついにテオ・マクドール率いる
 討伐軍によって・・・・・・・

 われらの統領ハンゾウさまは、
 このことを解放軍に知らせろと、
 わたしを逃がしてくれました。
 ティエルさま、わたしも・・・」

カスミ
が仲間になった!
カスミ
「ティエルさま。お急ぎください
 テオの率いる討伐軍は、
 すぐそこまで来ているはずです。」
クレオ
「ついにこの日が来たか・・・」
パーン
「おれは、テオさまと
 戦うことになるのか・・・・」
マッシュ
「すぐにも、むかえうつ準備を
 進めましょう。」
──船着場
見張り中のゲン、対岸に敵影を発見。報告すべく広間へ。
──広間
ゲン
「来たぜ。ついにきたぜ、
 対岸に、あらわれやがった。
 かなりの数だ。」
マッシュ、ティエルの前へ。
マッシュ
「ティエルどの。ここは、一度
 かるく戦って、相手の戦力を見きわめた
 ほうが良いかと考えます。」
ティエル
「わかった」 ←
「しかし、父と戦うのは・・」 ←
マッシュ
「なにを言っているのですか、
 あなたにもわかっていたはずだ。
 この日がくることを。」
ティエル
「わかった」
「しかし、父と戦うのは・・」 ←
マッシュ
「あなたは もう解放軍のリーダーに
 なったのですよ。見て下さい、
 ここにいるかれらをみすてるのですか?」
ティエル
「わかった」
「しかし、父と戦うのは・・」 ←
マッシュ
「ティエルどの、
 いつかは戦わなければならない
 相手ですよ。」
 ──以下ループ──
暗転。
──テオとの戦い
テオ
「帝国にやいばをむける反逆者ども!!
 わが子といえども、ゆるすわけにはいかぬ!
 テオ・マクドールの名にかけて!!」
パーン
「テ、テオさま・・・」
マッシュ
「命令をどうぞ」
ティエル
「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ←
──忍者
カスミ
「わたくしに
 おまかせ下さい。」
カスミ
「敵の次の策は、
 鉄甲騎馬兵
 です。」
ティエル
「突撃」 ←
「弓矢」
「魔法」
「その他」
──ビクトールチーム
ビクトール
「おれがビクトールだ!
 おぼえときな!!」
ティエル
「突撃」 ←
「弓矢」
「魔法」
「その他」
──戦士の村の子ら
フリック
「オデッサのために・・」
ティエル
「突撃」 ←
「弓矢」
「魔法」
「その他」
──老戦士
カイ
「わしの棒術!まだまだ
 おとろえてはおらんぞ」
マッシュ
「これまでです。
 全軍退却します。」
──退路
マッシュ
「このままでは解放軍の命運が
 つきてしまいます
 退却しましょう。」
一同、退却を開始。
テオ、アレングレンシールそして鉄甲騎馬兵を引き連れ追う。
テオ
「アレン、グレンシール、
 逃がすな。
 解放軍をいっきにたたきつぶすのだ。」
暗転。
パーン
「ティエルさま。
 ここは おれがくいとめます。
 早く逃げてください。」
クレオ
「パーン!
 おまえ 一人ではむりだ。
 死ぬつもりか!」
パーン
「死ぬつもりはない。
 しかし、死ぬ覚悟がなければ
 テオさまは 止められないだろうな。」
ティエル
「むりはするなパーン」 ←
パーン

「ティエルさま。とめないでください。
 あなたは、ここで死ぬわけにはいかない。

 グレミオにもらった命、
 むだにはできないでしょう。」

ティエル
「むりはするなパーン」 ←
「たのむ」
パーン

「テオさまに 出会ってから10年。
 むかしから、思っていたことがある。
 テオさまと一度、戦ってみたいと。

 いまは おれのわがままを
 おゆるしください」

ティエル
「むりはするなパーン」 ←
「たのむ」
マッシュ

「ティエルどの。行きましょう。
 あなたにはあなたの、パーンにはパーンの
 なすべきことがあるのです。

 今はあなたを失うわけにはいきません。
 それが、どんなぎせいの上に
 なりたっていてもです。」

 ──以下ループ──
「たのむ」 ←
パーン
「まかせといてください。
 ばんめしまでには 帰ります。」
クレオ
「きっとだぞ。パーン!」
パーン
「ああ・・・・」
一同、パーンを残し退却。
パーン、テオと相対。
テオ
「パーンか・・
 そこをどけ。」
パーン
「そういうわけには いきません。」
テオ
「わたしに逆らうのかパーン。」
パーン

「わたしは、帝国のためはたらき、
 一度はティエルさまを
 裏切りもしました。

 しかし、今は・・・・今のおれは
 自分がなにをしたいのか、
 どういう風に生きたいのか知っています。

 知ってしまった以上、
 それを失うわけにはいきません。」

テオ

「そうか。
 おまえと戦う日が来るとは
 思わなかったな。

 アレン、グレンシール、手を出すなよ。
 真剣勝負だ! パーン!」

テオ
「まいります。テオさま。」
暗転。
──一騎打ち
テオ
「手かげんはなしだパーン。
 いくぞ!!!」
テオ
「一撃できめる。」
パーン
「こうげき」
「ぼうぎょ」 ←
「すてみのこうげき」
テオ
「ばかな!もう一撃!!」
パーン
「こうげき」
「ぼうぎょ」 ←
「すてみのこうげき」
テオ
「ばかな!もう一撃!!」
パーン
「こうげき」
「ぼうぎょ」 ←
「すてみのこうげき」
テオ
「・・・・・・・・・・・・・・」
暗転。
テオ

「つよくなったな・・
 ・・・パーン。

 アレン、グレンシール、引くぞ。」

アレン
「わたしに おまかせくだされば、
 あの男の首を とって
 ごらんにみせますが・・・・」
テオ
「わたしは 引くと言ったのだ。
 聞こえなかったのか?」
アレン
「わかりました。」
テオら、引き返して行く。
パーン、それを見送ったあと地面へとへたり込む。
パーン
「は・は・はははははは・・・・
 か、勝ったのか?
 それとも 見逃して・・・・」
暗転。
──二階
オニール
「聞いたよ。気をおとすんじゃないよ。
 こういう時は自分の部屋で
 ゆっくりおねむり。」
──四階 広間
マッシュ
「ティエルどの、
 兵たちもつかれています。
 今日はお休みください。」
ビクトール
「くそっ、なんなんだよあれは!!
 こっちの攻撃がまったく
 はがたたないぞ!!!」
フリック
「鉄甲騎馬兵・・・・・・」
サンチェス
「ティエルさま、
 ベッドの用意はととのえておきました。
 今は何も考えず、お休みに・・・」
──ティエルの部屋
ティエル、就寝。
レックナート

「ティエル・・・・

 ・・・・ティエル・・・

 おきなさい。ティエル・・・・」

暗闇の中、レックナートが現れる。
レックナート

「ティエル・・・・・・
 あなたは まよっていますね。

 グレミオの死、
 父との戦い・・・・
 それでも、あなたは進まねばならない。」

ティエル
「なぜですか」
「そうかもしれないが・・・・」 ←
レックナート

「そろそろ、あなたに、
 わたしと お姉さま・・・ウィンディのことを
 はなす時が 来たようですね。

 わが姉、ウィンディとわたしは
 “門の一族”の生き残りです。
 ティエル、あなたの右手、
 テッドにもらった、その紋章を見なさい。」

レックナート

「その紋章、“ソウルイーター”は
 27の真の紋章の一つです。

 この世界には多くの紋章があります。
 しかし、それらは全て27の真の紋章から
 うみだされたものです。

 それゆえ、27の真の紋章は、
 おそろしいほどの力を秘めています。
 あなたの持っている“ソウルイーター”も、
 まだその本当の力を見せていません。

 そして、我が姉ウィンディも
 27の真の紋章の一つ、“門の紋章”を
 持っています。

 “門の紋章”もまた、大いなる力を
 秘めていますが、彼女は より大きなものを
 もとめています。
 ですから、姉はあなたを狙うのです。

 姉が二つの真の紋章を手に入れ、
 それを ふくしゅうのために使えば、
 この世界にわざわいをもたらすでしょう。

 真の紋章の力は、
 人間が使うには大きすぎるものなのです。
 あなたなら、姉をとめられます。

 そろそろ、時間のようです。
 お願いです。
 決して負けない心を・・・・」

暗転。
──四階 広間
マッシュ
「ティエルどの、わたしは
 あの娘に・・・
 オデッサに助けられたようです・・・」
サンチェス
「ティエルさま、
 よろこんでください。
 フリックさんが・・・・・」
ビクトール
「おう、おまえがねている間に
 名案がうまれたぜ。」
フリック
「おい 聞けよ! リーダー!
 いいことを、思いついたんだよ!」
ビクトール
「いいから、早く話せよ!」
フリック
「火炎槍さ、
 おぼえてるだろう 火炎槍。」
ビクトール
「ああ、おれたちが
 サラディの町まで設計図を運んだあれか?」
フリック

「そうさ。あれがあれば、鉄甲騎馬兵を
 うちやぶれるはずだ。

 なんたってオデッサの、
 残してくれた形見でもあるからな・・・・」

サンチェス

「どうでしょうか。旧解放軍のアジトが急襲
 された時、各自のアジトも
 いっしょにつぶされたようですし、

 秘密工場がいまでも
 残っているかどうか・・」

マッシュ
「しかし、今はそれに
 かけるしかないようですね。」
ティエル、それぞれに話し掛ける。
フリック
「しかし、秘密工場のある
 北方に行くには・・・」
ビクトール
「とりあえずは、秘密工場のあった
 北へ行くしかあるまい。
 もちろん船でだが・・・・」
──船着場
ゲン
「こりゃ親分。」
カマンドール
「親分じゃない。
 ティエルさまじゃ。」
ゲン

「うるせえな。
 まあ、見てくださいよ。
 おれがつくった高速船。

 まあ、あのジジイもちょっぴりだけ
 手伝ってますがね。
 いまから進水式でさぁ。
 どうですか乗ってみますか?」

ティエル
「ようし、乗ってみよう」 ←
ゲン

「おっと ちょっと待った。
 こいつをあやつるのは 素人には
 むりでさぁ。

 だれか、船のあつかいを知ってる奴を
 つれて来てくだせぇ。」

「後にしよう」
ゲン

「そうでさぁね。
 それに、こいつを素人が動かすのは
 むりでさぁ。

 だれか、船のあつかいをよく知ってる奴で
 ないとなぁ。」

カマンドール
「まったくこの男は
 口が悪いのじゃから・・・」
タイ・ホーとヤム・クーを連れて再度船着場へ。
タイ・ホー
「ほう、こりゃすごい たいしたもんだ。
 みんな どこかにつかまってろよ。
 出発だ!」
一同、秘密工場へ。