幻想水滸伝1 台詞集 第三章
グレッグミンスター2
- ユーバー率いるモンスター軍が待ち構えている。
- カナン
- 「ユーバーさま、解放軍がきました。」
- ユーバー
-
「解放軍?
ふふふふふふふ、
ふははははははははははははこの10万の軍勢の前では
やつらなど、軍と呼ぶのも
おこがましいわ。」 - 暗転。
- キルキス
- 「ティエルさま。
てきの軍勢を発見しました。
て、てきはおよそ10万の軍勢です。」 - マッシュ
- 「10万だと、ばかな・・
そんなことが あるものか。」 - レックナート、ティエルへと向き直る。
- レックナート
-
「10万と言えども、
そのほとんどはわが姉ウィンディの
呼び出したかいぶつたちでしょう。わたしが、かいぶつたちを
もとの世界に戻します。」 - レックナート、進み出る。
- レックナート
- 「“門の紋章”よ、おまえの兄弟の
呼び出した者たちを
もとの世界へと 戻すのだ!」 - 暗転。
- 明滅と共にモンスターが消えてゆく。
- カナン
- 「ユ、ユーバーさまぁ
かいぶつどもが・・消えていきます。」 - ユーバー
-
「なんだとぉ・・・
そうか、ウィンディさまの妹
あの女がいるな。だいじょうぶだ、あの女一人の
ちからでは、ウィンディさまの魔力に
かなうはずがない」 - 暗転。
- レックナート
- 「だ、だめです。
わたしのちからだけでは・・・
姉さんのちからに・・・」 - ティエル
- 「ソウルイーターのちからを・・・」 ←
- レックナート、ティエルへと向き直る。
- レックナート
- 「いけません。
その紋章の力を使ってはなりません。」
- 「どうすれば・・・」 ←
- ヨシュア
- 「門の紋章を受けつぐ者よ、
わたしの力をかそう。」 - ヨシュア、レックナートの元へ。
- ヨシュア
- 「わが竜の紋章よ、
人ならぬ その力、
空をさく、その力を、この者にかさん。」 - 暗転。
- モンスター、すべて消え去る。
- カナン
- 「ユ、ユーバーさまぁ」
- ユーバー
-
「おそれるな、かいぶつどもが
いなくなっても、
こちらのゆうせいは変わらん。全軍進め!!」
- ──最後の戦い
- ユーバー
- 「ゴミむしどもが!
このおれさまに たてつくとは!
コロス!!!」 - クロミミ
- 「そうはいかないワン」
- マッシュ
- 「命令をどうぞ」
- ティエル
- 「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ← - ──竜洞騎士団
- ヨシュア
- 「わが竜の力!
見るが良い!!」 - ティエル
- 「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ← - ──忍者
- カゲ
- 「せっしゃに
おまかせを。」 - カゲ
- 「敵の次の策は
魔法攻撃
です。」 - ティエル
- 「突撃」
「弓矢」 ←
「魔法」
「その他」 - ──森の守り手
- キルキス
- 「エルフの弓さばきを
見せるんだ!」 - ティエル
- 「突撃」
「弓矢」
「魔法」 ←
「その他」 - ──紋章のもうし子
- クロウリー
- 「この身に宿る
100の紋章よ・・」 - ティエル
- 「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ← - ──忍者
- カスミ
- 「わたくしに
おまかせください。」 - カスミ
- 「敵の次の策は
魔法攻撃
です。」 - ティエル
- 「突撃」
「弓矢」 ←
「魔法」
「その他」 - ──エキスパート
- クライブ
- 「おれには関係ないが
さからう奴は撃つ!」 - ティエル
- 「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ← - ──忍者
- フウマ
- 「それがしに、
おまかせ下され。」 - フウマ
- 「敵の次の策は
弓矢攻撃
でござる。」 - ティエル
- 「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ← - ──軍師
- マッシュ
- 「わが知の力を
お目にかけましょう。」 - マッシュ
- 「策をさずけます。
命令を
たがわぬように。」 - 突撃攻撃の攻撃力が
上がった。 - ティエル
- 「突撃」 ←
「弓矢」
「魔法」
「その他」 - ──騎士団
- マクシミリアン
- 「マクシミリアン騎士団
のめいよにかけて」 - マッシュ
- 「おめでとうございます
我が軍の勝利です。」 - ユーバー
- 「くそっ!!
これまでか・・・」 - 暗転。
- ユーバー
- 「ちっ、これまでか。
これでこの国も おしまいだな。
まあ みれんはないが・・」 - ユーバー、去って行く。
- ドワーフの長老
- 「ほっほ、ティエルどの、
間にあったようじゃな。」 - ハンゾウ
- 「それがしは、ロッカクの忍びを率いる
ハンゾウと申すもの。
いままで野にかくれ時をまっていました。」 - カスミ
- 「ハンゾウさま!
生きていらっしゃったんですか。」 - ハンゾウ
- 「ああ、しかし それを知らせる
わけにはいかなかったんだ。
ゆるしてくれ。」 - カスミ
- 「いえ、そんな・・・」
- ゾラック
-
「ついにここまできましたな
ティエルどの。われら、戦士の村の一同、
おともさせてもらいます。
しかし、すごいいくさでしたねこんなに大きないくさはひさしぶりでは
ないでしょうか。
われらの父、聖戦士クリフトが・・・・」 - ビクトール
-
「おい、ティエル、
こんなところで、ジジイの長話を
聞いてるひまはない。いっきにグレッグミンスターに
のりこむぞ!」 - 暗転。
- ──グレッグミンスター
- ビクトール
-
「ティエル、もどってきたぜ。
グレッグミンスターだ。ここから、逃げ出したときとは、
ずいぶんと 立場がかわっちまったな。あとは皇帝バルバロッサの首をとるだけだ。
乗り込むぞ ティエル!」 - フリック
-
「ティエル、いやリーダー、
おれをつれていってくれ。おれの この手で
オデッサのかたきをとりたい。
たのむ。」 - マッシュ
- 「お気をつけくださいティエルどの。
帝国軍はやぶれたとはいえ、皇帝は、
強敵です・・・グホッ・・」 - リュウカン
- 「マッシュどの!
これ以上、むりはなさるな。
外にいては体にさわる。」 - マッシュ
- 「ティエル、わが妹オデッサの
めざしたものを・・・・
・・・・・たのみます。」 - マッシュとリュウカン、去って行く。
- 一同、城を目指す。
- 城門の前にアイン・ジードが立ち塞がる。
- アイン・ジード
- 「ひさしぶりです ティエルさま。」
- ビクトール
-
「おまえは・・・、
そうか、思い出したぞクワバの城塞で
おれたちのサルしばいを
見逃してくれた・・ - アイン・ジード
- 「ああ、君は たしか
シュトルテハイム・ラインバッハ三世くん
でしたかね。」 - ビクトール
- 「なんのようだ。
そこを どいてくれ。」 - アイン・ジード
- 「それはできません。
わたしは、帝国の将軍ですから。」 - ビクトール
- 「もう帝国軍に勝ち目はないぞ!
そこを どいてくれ。
おんのある相手を斬りたくはない。」 - アイン・ジード
-
「帝国軍がやぶれるとしても、
わたしは、バルバロッサさまを
うらぎりはしない。わたしまで、うらぎっては
バルバロッサさまが、おかわいそうだ。ティエルさま。
ここを通りたければ、
このアイン・ジードを!
たおしてください!!」 - 戦闘開始。
- アイン・ジード、剣を支えに膝を付く。
- アイン・ジード
- 「バルバロッサさま・・・・・
先にいきますぞ・・・」 - アイン・ジード、力尽きる。
- フリック
- 「ばかな・・・
こんなことはまちがっている・・」 - ビクトール
-
「ああ、 やつはまちがっていた。
だが、正しくったって
価値のないものがあるように
まちがっていても、 価値のあるものは・・
あるんじゃないか?」 - ──最上階
- 空中庭園でバルバロッサが待ち構えている。
- バルバロッサ
- 「解放軍のリーダー・ティエル
よくここまで来てくれた。」 - バルバロッサ
- 「見るがいい、この庭を・・・
花咲き乱れる 美しい場所だ、
わたしに残された最後の帝国領だ。」 - バルバロッサ
-
「ティエル、
わたしは この帝国をまもる。
この手で、この最後の帝国領を
まもってみせるぞ!!」 - バルバロッサ、両手で高く剣を掲げる。
- バルバロッサ
- 「わが竜王剣よ、力を!!!」
- 戦闘開始。
- バルバロッサ、三つ頭の黄金竜に姿を変える。
- バルバロッサ、片膝を付く。
- バルバロッサ
- 「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・」
- カシム、ソニア、ミルイヒ、クワンダの四人が駆けつける。
- カシム・ハジル
- 「皇帝陛下!」
- バルバロッサ、顔を上げる。
- バルバロッサ
- 「カシムか・・・・」
- カシム・ハジル
- 「皇帝陛下、あなたはかわってしまった。
なぜです?
われらの信じたあなたは・・・」 - バルバロッサ
- 「カシムか、なつかしいな
おまえたちと戦った日々がなつかしい」 - カシム・ハジル
- 「あなたは、あの女に・・・
ウィンディの・・・」 - 突如、ウィンディが現れる。
- ウィンディ、バルバロッサの元へ。
- ウィンディ
- 「バルバロッサ!
なんだい、負けてしまったのかい。」 - ウィンディ、バルバロッサの背後へ。
- ウィンディ
- 「黄金の皇帝の名がなくよ。」
- カシム、一歩前へ。
- カシム・ハジル
- 「おのれぇ
きさま 皇帝陛下を
ぶじょくすることはゆるさんぞ!」 - ウィンディ
- 「おばかさんねぇ」
- 雷撃がカシムを襲う。
- カシム、膝を付く。
- カシム・ハジル
- 「こ、皇帝陛下・・・・・」
- ウィンディ
-
「ははははははは、さあ 次は
あんたのばんだよ ティエル。
もうこの帝国はおしまいさ。でもね、あんたの“ソウルイーター”、
それだけは もらっていくわ!
さあ、その紋章を わたしなさい!」 - ウィンディ、ティエルの前へ。
- ソウルイーターの闇が広がる。
- オデッサ、グレミオ、テオ、テッドの姿が現れ、ウィンディを拒む。
- ウィンディ
-
「な、なぜなのだ ソウルイーター、
なぜわたしをこばむ。
生と死を司り、魂を盗む 呪われたおまえソウルイーター、おまえには
このわたしこそ ふさわしいではないか。
この呪われた世界に いっしょに
ふくしゅうをしよう。おまえまで わたしをこばむのか
ソウルイーター!
この世界で 最も呪われた紋章よ!おまえさえも わたしを受け入れようと
しないのか!!!」 - バルバロッサ、立ち上がりウィンディの肩を掴む。
- バルバロッサ
- 「もういい、やめるんだウィンディ」
- ウィンディ、バルバロッサへと視線を向ける。
- ウィンディ
- 「なにをする!
おまえなど、わたしの魔力で!」 - バルバロッサ
-
「むだだよウィンディ。
わたしの持つ竜王剣、“覇王の紋章”は
いかなる魔力も受けつけない。それが“門の紋章”の力で
あってもな。」 - ウィンディ
- 「し、しかし おまえは
ブラックルーンで・・・・・」 - バルバロッサ
- 「それも またざれ言にすぎない。」
- バルバロッサ、ウィンディを引きずりながら後ずさる。
- ウィンディ
- 「な、なにをする気なのバルバロッサ」
- バルバロッサ
- 「わたしは おまえを愛していた。」
- ウィンディ、かぶりを振る。
- ウィンディ
- 「うそよ。おまえの愛していたのは
わたしの中に残る
クラウディアのおもかげよ!」 - バルバロッサ
-
「それはちがう。
わたしは、おまえのひとみのおくにしずむ
かなしみを 消したかった。受け入れられぬ者のかなしみを。
わたしは、おまえを愛した。
しかし、それはまちがいだった。わたしのおかした ただ一つのあやまちだ。
そして、それはゆるされるものではない。」 - バルバロッサ、かぶりを振る。
- ウィンディ、かぶりを振る。
- ウィンディ
- 「やめて、やめてちょうだい
バルバロッサ。」 - バルバロッサ
-
「わたしは、わたしの帝国を
自分のあやまちによって失った。ティエル、
きみが、はたして
ここに どんな国をつくるのか・・・」 - ソニア・シューレン
- 「バルバロッサさま!」
- ミルイヒ・オッペンハイマー
- 「バルバロッサさまぁ」
- クワンダ・ロスマン
- 「皇帝陛下!!」
- バルバロッサ
- 「さらばだ!」
- バルバロッサ、ウィンディを道連れに庭園から身を投げる。
- 地鳴りと共に城が崩れ始める。
- ビクトール
- 「皇帝の最後だ・・・」
- フリック
- 「ああ、そして 帝国の最後だ・・」
- ビクトール
- 「まずいな、
この城は あんまりもちそうにないぞ
早いところ だっしゅつしよう。」 - ティエル、将軍らに話し掛ける。
- カシム・ハジル
- 「お逃げ下さい。
ここは、もうもちませんぞ。」 - ミルイヒ・オッペンハイマー
- 「バルバロッサさま・・・・」
- ソニア・シューレン
- 「われわれは、あとから追います。」
- クワンダ・ロスマン
- 「皇帝陛下が・・・・・」
- 一同、脱出。
- 待ち構えていた帝国兵に遭遇する。
- 帝国兵
- 「解放軍のやつらだ
生かして帰すな!」 - ビクトール
- 「ティエル、ここはおれが食い止める。
おまえは、先に行け」 - ティエル
- 「ばかなことを言うなビクトール」 ←
- ビクトール
-
「ティエル、おまえは まだまだ
この国に必要な人間さ、
新しい国にな、しかし、このおれは戦争がなくなれば
必要のなくなる人間さ。なーに、だいじょうぶだ、心配するな
すぐに後を追う。
フリック!ティエルをたのむ」
- 「急げよ」 ←
- ビクトール
- 「なーに、だいじょうぶ。
不死身のビクトールさまだ!
すぐにあとを追うから心配するな。」
- フリック
- 「いこう リーダー
やつの気持ちをわかってやれ。」 - フリック、ティエルを連れ逃げる。
- ビクトール、帝国兵と相対する。
- ビクトール
- 「さーて、死にたい奴は前に出な。
このしんぞうがはれつするまで、
おれは戦いをやめんぞ!!」 - 一同、出口を目指し進む。
- フリック、ティエルを庇うように迫り来る矢を受ける。
- フリック
- 「ばかやろう!気をつけろ!」
- フリック、ティエルへと向き直る。
- フリック
-
「ティエル、おまえは
オデッサのみこんだ男だ、
オデッサの望んだ国をつくる男だ、そのお前をこんなところで、
殺させるわけにはいかない・・・・・
あの世で、オデッサに
おこられちまうからな・・行け、ティエル・・・・・
みんなが待っている・・・
オデッサのめざしたものを・・・
さあ、行け・・・」 - ティエル、一歩前へ。
- ティエル
- 「おまえをおいていけない」 ←
- フリック
- 「だいじょうぶだ・・・
ビクトールといっしょに
後から行く・・・・・」 - ティエル
- 「おまえをおいていけない」 ←
「死ぬなよ、フリック」 - フリック
- 「はやく行け、
はやくしないと、おれはここで
自分の首を切るぞ!!」 - ティエル
- 「おまえをおいていけない」 ←
「死ぬなよ、フリック」 - フリック
- 「行け! ティエル!
オデッサを悲しませるな。」 - ティエル
- 「おまえをおいていけない」 ←
「死ぬなよ、フリック」 - フリック
- 「だいじょうぶだ・・・
ビクトールといっしょに
後から行く・・・・・」 - ──以下ループ──
- 「死ぬなよ、フリック」 ←
- フリック
-
「オデッサに会うのは、
ちょっと早いからな。そいつは おれが
彼女にふさわしい男に
なってからにしよう。」
- ティエル、先へと急ぐ。
- フリック、ティエルの背中を静かに見送る。
- ビクトール、フリックの元へ。
- ビクトール
- 「ティエルはどうした。」
- フリック、ビクトールへと向き直る。
- フリック
- 「先に行った・・」
- ビクトール
- 「これで、思うぞんぶん戦えるな」
- フリック
- 「ああ、おまえといっしょというのは
気にいらないが・・・」 - 帝国兵
- 「ティエルはこっちへ逃げたぞ!
皇帝陛下のかたきをとるんだ!」 - ビクトールとフリック、帝国兵を迎え撃つ。
- ビクトール、剣を構える。
- ビクトール
- 「行くぞ! 星辰剣」
- 星辰剣
- 「人使いのあらい奴だな」
- フリック、剣を構える。
- フリック
- 「我が剣オデッサにかけて、
ここは 通さんぞ!」 - 暗転。
- ──広場
- タイ・ホー
- 「みろよ! 勝ったぜ!
おれたちが 勝ったんだぜ!!」 - レパント
- 「ああ、ついに帝国は亡んだ。」
- キルキス、シルビナへと向き直る。
- キルキス
- 「やった、やったよシルビナ」
- シルビナ、キルキスへと向き直る。
- シルビナ
- 「キルキス!!」
- クレオ
- 「ついに、終わったのか・・・
ティエルさま・・・」 - パーン
- 「おれたちの帝国もほろびた・・」
- ヒックス、万歳ののちテンガアールに抱きつき揺する。
- ヒックス
- 「み、みてよ テンガアール!!
ぼくらが 勝ったんだよ!
帝国をたおしたんだよ!」 - テンガアール、ヒックスを引き剥がし叫ぶ。
- ヒックス、両手を挙げてテンガアールから離れる。
- テンガアール
- 「い、いたい いたい
そんなにひっぱんないでよ!」 - ヒックス、申し訳なさそうに頭をかく。
- ヒックス
- 「あ、ああ ご、ごめん」
- フッチ
- 「ブラックのかたきはとった・・・
ことになるのかな・・・」 - ハンフリー
- 「・・・・・・おわったな」
- ゲン、カマンドールの腕を揺する。
- カマンドール、ゲンを見やる。
- ゲン
- 「おい、じじい!
てめえが死ぬ前に こんなすげえことが
できて よかったな!」 - カマンドール、腕を上げ振りながら抗議。
- カマンドール
- 「じじいと呼ぶな! じじいと!」
- 暗転。
- ──天幕内
- ベッドへと沈むマッシュの側にはリュウカンが居る。
- マッシュ
- 「リ、リュウカンどの・・
あのこえは・・・
勝ったのでしょうか」 - リュウカン
- 「ええ、そうですとも」
- マッシュ
-
「そうですか・・・・
リュウカンどの。
わたしは戦いをきらってきました。いかなる理由があろうとも、
人の命を殺めることは
まちがいだと思ってきました。そのわたしが戦争を指揮し、
多くの命をうばった。
わたしは本当に正しかったんで
しょうか・・・やはり、あの村で
一人 つりをしながら人生を終えたほうが
よかったのでは・・・・・」 - リュウカン
- 「マッシュどの・・・・・
それは・・・
その答えは・・」 - マッシュの応えはない。
- リュウカン
-
「お眠りになられましたかマッシュどの。
やすらかにおねむりなさい。あなたは多くのことを
なしとげたのだから・・・」