幻想水滸伝1 台詞集 第三章

本拠地14

──地階 牢屋
ソニア・シューレン
「おまえはテオさまの部下だった、
 たしか・・・・」
クレオ
「クレオともうします。ソニアさま」
ソニア・シューレン
「なにをしにきた。
 おまえも やはり裏切り者だ。」
クレオ

「ソニアさま。
 わたしはテオさまのそばに
 いつもいました。

 だから、ソニアさまの気持ちが
 よくわかります。
 それに、テオさまとソニアさまの
 関係のことも・・・・」

ソニア・シューレン
「ぶれい者!
 それ以上 言うな!」
クレオ
「ソニアさま・・
 テオさまは、ティエルさまを
 にくんでいるでしょうか?」
ソニア・シューレン
「・・・・・・・・・・・・・・」
クレオ

「あなたはティエルさまの
 母になったかもしれないおかたです。

 そのあなたが、ティエルさまを
 にくむ。
 それが、わたしには
 たえられません。」

ソニア・シューレン
「しかし、
 わたしは帝国とテオさまに対する
 忠誠をすてることは・・・・」
クレオ

「テオさまの、死に顔・・・・
 それは・・安らかなものでした。

 我が子の成長をよろこんでいたのでしょう。
 そのことを知っておいてください。」

クレオ、去って行く。
ティエル、牢屋の中へ。
ソニア・シューレン
「ティエル・・・・・・・
 なにようだ。
 しょけいするなら、はやくしろ。」
ティエル
「おまえにようはない」 ←
ソニア
「ならば、はなしかけるな。」
「仲間になってほしい」 ←
ソニア

「・・・・・・・・・・・

 わたしは、おまえをにくんでいるのだぞ
 それでも 仲間になれと言うのか?」

ティエル
「そう言えばそうだ」 ←
ソニア
「わたしとおまえとでは
 立場がちがうのだよ。」
「それでも、いい」 ←
ソニア

「・・・・・・・・・・・・・・・

 ふん。よかろう。
 仲間になってやる。しかし、手はかさんぞ。
 おまえといっしょにいて、
 おまえの死にザマを見てやる。」

──一階 離れ(左)
ソニア・シューレン
「ティエル・・・・
 おまえ、テオさまによくにてきた・・・」
──四階 広間
リュウカン
「マッシュどのにお話しを・・・・」
マッシュ

「ティエルどの、
 シャサラザードはおち、帝都への
 道は開かれました。

 いまこそ、全軍をあげて
 いっきにグレッグミンスターまで
 攻めのぼるべきです。

 ティエルどの、進軍の命令を
 このわたしに命じてください。」

リュウカン
「医者として言わせてもらう。
 戦いにマッシュどのを
 つれてはいかせんぞ。」
マッシュ

「そんなわけにはいきません。
 このわたしが、ここで戦いを
 やめるわけにはいかない。

 あの娘に、オデッサに誓ったのだから・・」

ティエル
「ここはようすをみよう」 ←
マッシュ
「ティエルどの。
 あなたには、なすべきことがあるはず。
 なにを まよわれるのです。」
ティエル
「ここはようすをみよう」 ←
「帝都へ進軍する」
マッシュ

「ティエルどの!
 いまこの時をのがしては、
 帝国に勝つことはできませんぞ!!

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 おゆるしください。
 とりみだしてしまいました。
 しかし、よく お考えください
 ティエルどの。」

ティエル
「ここはようすをみよう」 ←
「帝都へ進軍する」
マッシュ

「わたしは以前に言いましたね。
 どのようなぎせいをはらおうとも、
 この戦いに勝つと。

 そのぎせいというのは、
 このわたしをも ふくんでいるのですよ。」

ティエル
「ここはようすをみよう」 ←
「帝都へ進軍する」
マッシュ
「ティエルどの。
 あなたには、なすべきことがあるはず。
 なにを まよわれるのです。」
──以下ループ──
「帝都へ進軍する」 ←
マッシュ

「ありがとうございます。
 ティエルどの・・・・

 帝都に残る帝国軍の兵力は2万、
 それも、死にものぐるいで
 戦いをいどんでくるはずです。

 解放軍の全メンバーを集めてください。
 全軍の士気を高める
 ひつようがあります。」

暗転。
広間に解放軍の皆が集まる。
フリック
「ようし、全員そろったぜ。
 軍師どの。」
マッシュ

「ティエルどの。
 それでは はじめます。

 解放軍の戦士たちよ!
 ついに時は、満ちた!
 長き間、人々を苦しめてきた帝国の
 最期の時だ!」

レパント
「友を思え、
 家族を思え、
 そして、かれらのため戦うのだ!」
ウォーレン
「人々のいかりは地にあふれ、
 なげきのこえは天にこだましている、
 いまこそ、それをとめる時だ。」
突如周囲が白く光り、レックナートが姿を現す。
レックナート

「ティエル、
 ついに、ここまできましたね。
 いまこそ、全てを お話しするときです。

 わが姉、ウィンディの望みは
 この世界へのふくしゅうです。
 われら“門の一族”は数百年のむかし
 その力のために、みなごろしにあいました。

 その時、わたしとウィンディのみが
 “門の紋章”の力を使い、逃げのびました。
 “門の紋章”は“表”と“裏”、
 “入り口”と“出口”の二つからなります。

 わが姉は“表”を、わたしは“裏”の
 “門の紋章”を宿しています。
 その力は表裏一体。」

クレオ
「では、レックナートさまの命を
 狙っていたのは・・・」
レックナート、振り返る。
レックナート

「わが姉は力をえるために、わたしの持つ
 “裏”の“門の紋章”も
 手に入れようとしました。

 だから、わたしは魔術師の島にひきこもり
 力をうばわれないように、結界をはり、
 時をまったのです。

 ティエル、
 あなたのような人があらわれるのを、」

レックナート

「みな、聞くのです。
 天地宿命の108の星が、ここに集いました。

 あなたたちは、みなこの空を自由に
 かけることのできる、ほうろうの星。
 それがいま、ここにあつまったのです。
 必ずや、しょうりを得ることができます。」

ビクトール

「ちょっと、まちな。あんた、
 108星があつまったって言ったな。
 そいつは、まちがいだぜ。

 ここには、一人たりない。」

パーン
「・・・・・・・・・・・・」
クレオ
「・・・・・・・・・グレミオ・」
レックナート

「・・・・・ティエル、
 わたしの“門の紋章”のちからを
 みせましょう。

 解放軍の戦士たちよ、
 108星のものたちよ
 こころ静かにし、友のことを思うのです。」

暗転。
レックナート
「次元の門よ開け、
 ここにいる108星の心をつなぎ、
 かの者を、ここへ・・」
レックナートの前にグレミオの姿が現れる。
グレミオ

「・・ああ、こんなところで死にたくない、
 まだまだ、ぼちゃんのために・・

 そういえば、せんたくものが
 たまったままだったはずだし・・・
 シチューの新しい・・・

 んっ、あれ、あれ・・」

クレオとパーン、グレミオの元へ。
クレオ
「グレミオ!」
パーン
「グレミオーーーーー!!」
グレミオ、二人へと向き直る。
グレミオ
「クレオさん、パーンさん、」
グレミオ、ティエルの方へ向き直る。
グレミオ
「ぼ、ぼっちゃん・・・
 わ、わたしは・・・」
レックナート
「“門の紋章”のちからと
 あつまった108星のちからです・・・
 しかし、次はありません。」
マッシュ

「帝国とのたたかいも終わりがちかい。
 われわれ、解放軍にもぎせいがでた。

 死んで行った友のためにも、
 そして、なにより未来のために
 われらは進まねばならない。

 この戦いを終わらせなければならない。
 われら、解放軍のはたのもと、
 ティエルどののもと・・」

ティエル
「われらにしょうりを!」
ビクトール
「われらにしょうりを!」
フリック
「われらにしょうりを!」
ハンフリー
「われらにしょうりを!」
タイ・ホー
「われらにしょうりを!」
暗転。
──一階 離れ(左)
バルカスとシドニア、整列する山賊たちの前へ。
バルカス
「てめぇら、
 あしたは きばっていけよ!!
 なあ シドニア!」
シドニア、バルカスへと向き直る。
シドニア
「ふっ、」
暗転。
──船着場
ゲン、船乗りたちの元へ駆けつけ飛び上がって叫ぶ。
ゲン
「おら、おら
 なおせる所は なおしとけ、
 これが最後だぞ」
暗転。
──二階 外
クロミミ、コボルト兵たちの前へ。
クロミミ
「コボルトのちからをみせる!
 みんな、クロミミについてこい!
 ワオーーーーン」
コボルト兵たち、飛び上がって一回転。
暗転。
──四階
サンチェス
「もうしわけありませんでした。
 いまは、いつも通りにしていろと
 マッシュさまが・・・」
──四階 広間
マッシュ
「ティエルどの。
 これが、最後の戦いです。
 ご命令を・・・」
ティエル
「ちょっとまってくれ」 ←
マッシュ
「最後の戦いです。
 くいを残さないようにしましょう。」
「よし。いくぞ!」 ←
マッシュ
「はい」