幻想水滸伝1 台詞集 第三章

シャサラザード

──水上砦シャサラザード攻防戦
ソニア・シューレン
「ソニア・シューレンの名にかけて、
 この水上砦は守る!!」
タイ・ホー
「へっ、いい女じゃねぇか」
ソニア・シューレン
「な!
 なにを言う。無礼者が!!
 キサマから首をはねてやる!!」
マッシュ
「命令をどうぞ」
ティエル
「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ←
──竜洞騎士団
ヨシュア
「わが竜の力!
 見るが良い!!」
ティエル
「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ←
──忍者
カゲ
「せっしゃに
 おまかせを。」
カゲ
「敵の次の策は
 弓矢攻撃
 です。」
ティエル
「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ←
──軍師
マッシュ
「わが知の力を
 お目にかけましょう。」
マッシュ
「策をさずけます。
 命令を
 たがわぬように。」
突撃攻撃の攻撃力が
上がった。
ティエル
「突撃」 ←
「弓矢」
「魔法」
「その他」
──騎士団
マクシミリアン
「マクシミリアン騎士団
 のめいよにかけて」
ティエル
「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ←
──忍者
カスミ
「わたくしに
 おまかせください。」
カスミ
「敵の次の策は
 ソニアの突撃
 です。」
ティエル
「突撃」
「弓矢」
「魔法」 ←
「その他」
──紋章のもうし子
クロウリー
「この身に宿る
 100の紋章よ・・」
ティエル
「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ←
──忍者
フウマ
「それがしに、
 おまかせ下され。」
フウマ
「敵の次の策は
 突撃攻撃
 でござる。」
ティエル
「突撃」
「弓矢」
「魔法」 ←
「その他」
──魔法の使い手
ジーン
「ふーーーん、わたしの
 魔法を見たいの?」
マッシュ
「おめでとうございます
 我が軍の勝利です。」
テンガアール
「やったーーーー」
ソニア・シューレン
「もうしわけありません・・・
 テオさま・・・・」
──シャサラザード
マッシュ

「ようし、持ってきた油だるを
 おろせ!

 ティエルどの、この砦を
 油で焼き払います。
 そのために、砦の奥にある
 水門をしめてきてください。

 水門がとじたら油を流し、
 砦に火をかけます。」

ビクトール
「水門は砦の奥だな。」
マッシュ

「ええ、すでにカスミに
 しらべさせてあります。

 ティエルどの、
 連れて行くメンバーをお選びください。」

ビクトール
「ティエル、とっとと
 いってこようぜ。」
ビクトール
がパーティに入った!
フリック
「ティエル、おれとハンフリーは
 残った敵の追撃にいってくるぜ!」
フリックとハンフリー、去って行く。
リュウカン
「わしは負傷者の手当てで
 ていっぱいじゃ。」
マッシュ
「お気をつけくださいティエルどの。」
サンチェス
「ティエルさま・・・・・・
 これで帝国の最後の守りは・・」
リュウカン
「お気をつけなされよ。
 このリュウカンといえども、
 天にめされた命をもどす方法は知らぬ。」
──砦内
シェルビーナスが道を塞いでいる。
ビクトール
「でやがったな!」
戦闘開始。
ビクトール
「じゃあ、おれが水門をしめて来るから、
 ティエルはちょっと
 まっててくれ。」
ビクトール、水門によじ登り閉じる。
ビクトール、水門から飛び降りる。
ビクトール
「ようし、これでOKだな。
 あとは、おれたちがだっしゅつすれば
 この砦を焼き払っておしまいだ。」
一同が元来た道を戻っていると、入り口付近でソニア・シューレンが現れる。
ソニア・シューレン
「おまちなさい ティエル。
 あなたに聞きたいことがあるわ。」
ビクトール
「おまえは、さっきの
 帝国軍の大将!」
ソニア・シューレン

「ええ、帝国の五将軍も
 わたし一人になってしまった。

 ティエル、あなたに聞きたい
 なぜ、あなたは帝国をうらぎったの?
 なぜ、父親を・・テオさまをうらぎったの?

 乱をおこし、
 戦いを行い、
 人々の命を・・・
 それが、あなたの正義なの?」

ティエル
「あなたの言ってることはまちがいだ」 ←
「それは・・・・」
突如、地鳴りが響く。
ビクトール
「なに!!」
砦内に火が放たれる。
ビクトール
「なんでもう火が・・
 はやすぎるぞ!!!」
ソニア・シューレン

「全てを焼きつくす炎・・・
 これが あなたの答えなの?
 それこそが、望みなの?

 テオさまを その手にかけたこと・・
 今この場で、あなたにつぐなってもらう。
 かくご!」

戦闘開始。
ソニア・シューレン
「やはり、勝てぬか・・・」
ソニア・シューレン、一同に背を向ける。
ソニア・シューレン
「テオさまが やぶれた相手
 なのだからな・・・」
ソニア・シューレン、よろめきながら歩き出す。
ソニア・シューレン

「しかし、この身をおまえたちに
 けがさせはしないぞ。

 このわたしは、帝国の・・・
 皇帝陛下の・・・
 そしてテオさまの・・」

ビクトール、ソニア・シューレンへ駆け寄り引き止める。
ソニア・シューレン
「よせっ、なにをする気・・・」
ビクトール

「あんた、死なすにはおしい美人だからな。
 それに、わけありのようだし・・・

 ティエル、
 この女将軍をつれていくぞ。」

──砦入り口
マッシュが倒れている。
リュウカン
「マッシュどの!
 しっかりなされ マッシュどの!」
ハンフリー
「・・・・マッシュどの・・」
ビクトール、きょろきょろと一同を見回す。
ビクトール
「どうしたんだ? いったいぜんたい」
リュウカン
「ごぶじでしたか」
フリック

「サンチェス!! きさまぁぁ
 なぜ、マッシュどのをさした?
 なぜ、油に勝手に火を放った?

 こたえろぉ!
 サンチェス!!!」

サンチェス
「もうしわけありません、フリックさん。
 わたしは、あなたたちを
 今日まで だましつづけてきました。」
フリック
「なんだとぉ」
サンチェス
「わたしは7年前の継承戦争のときから
 皇帝陛下につかえてきたのです。」
フリック、うなだれる。
フリック
「では、では、きさまが
 きさまが スパイだったと言うのか!」
サンチェス

「そうです。
 継承戦争のころの皇帝陛下は
 すばらしいかただった。

 そして、わたしも みなと同じように
 皇帝陛下への忠誠をちかった。」

フリック
「では、アジトがおそわれ
 オデッサが・・・、オデッサが死んだのも
 きさまのせいなのか!」
フリック、顔を上げる。
サンチェス

「結果的には そうなりました。
 ひていはしません。

 しかし、わたしはなやみつづけていた。
 あなたたちといっしょにいるうちに、
 なにが正しいことなのか?
 自分はどうするべきなのか?

 でも、わたしは皇帝陛下への忠誠を
 守ることを選んだ。
 この年で、生き方を変えるのは
 むずかしいようです。

 オデッサさんのことはすまなく・・・」

フリック
「オデッサの名を呼ぶな。
 きさまに そのしかくはない。」
サンチェス
「・・・・・そうですね。」
フリック、剣を差し出し掲げる。
フリック
「おれは、おまえをゆるしはしない。
 我が剣オデッサにかけて・・・
 おまえの首をもらう!」
サンチェス

「はい。
 わたしには思い残すことは
 ありません。

 ただ、おぼえておいてください。
 わたしは みなさんが
 すきでした。
 フリックさん。あなたはみじゅくです。

 でも、そのみじゅくさゆえの素直さが
 わたしにはうらやましかったんですよ。
 そして、多分 オデッサさんも
 あなたのそんなところが・・・」

フリック
「サンチェス!
 かくごしろ!」
フリック、剣を構える。
マッシュ
「ま、まってください。」
マッシュ、よろよろと起き上がる。
フリック、剣を下ろしマッシュへと振り返る。
フリック
「軍師どの。」
リュウカン
「マッシュどの、だいじょうぶですか。」
マッシュ

「・・いま、サンチェスを斬り、
 かれがスパイであったことがわかれば
 解放軍全軍の士気にかかわります。

 かれのしょぶんは後にして、
 今は軍をととのえ
 すぐにもグレッグミンスターを
 めざすべきです・・・」

リュウカン
「ばかなことを、
 マッシュどの あなたは重体なのですよ
 今、動けば命に・・・」
マッシュ

「この世には流れというものがあり、
 戦いには時期というものがあります。

 いま、この期を逃せば
 帝国をたおすことはできません!
 ティエルどの、
 ご決断を・・・」

リュウカン
「どちらにしても
 一度、城にもどらなければ
 ならないようですね。」