幻想水滸伝1 台詞集 第一章

王宮3

ブラック、家畜小屋前に降り立つ。
──家畜小屋前
フッチ

「ほらよ、おれの仕事はここまでさ。
 あんたらは、星見の結果を
 隊長に渡す仕事が残ってるんだろ。

 おれたちは、せっかく都にきてるんだ。
 なにか見物してから帰るかな。
 しばいでも見に行こうか ブラック?」

フッチ2
「ん? どうしたんだい?
 はやいとこクレイズの所へ
 “星見の結果”をとどけたほうがいいぜ。」
──王宮内 クレイズの部屋
クレイズの背後にカナンが控えている。
カナン
「へっへっへっ おそかったじゃないか。
 クレイズさまに おこられるぞーーー。」
クレイズ
「ふん。やっと戻ってきたか。
 おれを待ちくたびれさせるつもりか?
 はやく星見の結果をわたせ。」
[ 星見の結果を渡した ]
クレイズ

「ふん。どうやら仕事は
 こなしてきたらしいな。まったくの
 役立たずというわけでもないか。

 よし、すぐにも次の仕事にかかってもらう。
 ん?どうした
 もう少しうれしそうな顔をしたらどうだ。
 帝国のために はたらけるのだぞ。」

カナン、飛び上がって反応。
カナン
「そうだ、そうだぁ
 クレイズさまの言うとおりだ。」
パーン
「ちっ」
クレイズ

「いいか、よく聞けよ。
 この帝都グレッグミンスターの東に
 ロックランドという町がある。

カナン、飛び上がって復唱。
カナン
「いいか、わかったか。
 グレッグミンスターの東の
 ロックランドだぞ。」
クレイズ
「この町が、どうしたことか
 今年は税金を納めにこないのだ。」
カナン、飛び上がって復唱。
カナン
「どうしたことか、
 こないのだ。」
クレイズ
「そこで、おまえたちは
 ロックランドに出向き」
カナン、飛び上がって復唱。
カナン
「そうとも 出向くんだ。」
クレイズ
「税金を納める日が・・・
カナン、飛び上がって復唱。
カナン
「税金を納める日だぞ。」
クレイズ、カナンの方を向き怒鳴る。
クレイズ
「うるさい!!!
 きさまはさっきからごちゃごちゃと
 少し静かにしてろ。」
カナン、飛び上がって復唱。
カナン
「そうとも
 おまえら静かにしろ。」
クレイズ
「ばかもん!!
 おまえのことだ カナン!!
 少し静かにしてろ。」
カナン、飛び上がって反応。
カナン
「ええ? おれのことですか?」
クレイズ、ティエルの方へ向き直る。
クレイズ

「ふん。まあいい。
 とにかく、ロックランドの軍政官に
 税金のことを きいてくるんだ。

 軍政官はグレィディという男だ。
 それから、今回は このカナンが
 お目付役としてついていく。」

カナン

「へへへ、おまえら よく聞けよ。
 近衛隊じゃ、おれさまのほうがせんぱいだ。

 おれさまの命令にさからった奴は、
 帝国に逆らったことになるんだからな。
 おぼえておけよ。」

クレオ
「ゲスなやつめ。」
クレイズ
「よし、話は終わりだ。
 わかったら、さっさと
 ロックランドへむかうんだ!」
カナン
がムリヤリついて来た
クレイズ2

「東に向かえば、ロックランドはすぐだ。
 軍政官の名前はグレィディだ。

 税金の納入が遅れているワケを
 聞いて来るんだ。
 わすれるなよ。」

クレイズ3
「ロックランドは東だ。
 軍政官はグレィディ。税金の話を聞け。
 わかったな。」
クレイズ4
「何度も言わすな!
 ロックランドは東、名前はグレィディ、
 税金の話を忘れるなよ!」
クレイズ5
「ロックランド!東!名前!グレィディ!
 税金の話!忘れるな!」
クレイズ6
「ロ・東・名・グ・税・忘」
クレイズ7
「きさま、もう一度、あの長い話を
 最初からさせる気か?」
クレイズ8

「東に向かえば、ロックランドはすぐだ。
 軍政官の名前はグレィディだ。

 税金の納入が遅れているワケを
 聞いて来るんだ。
 わすれるなよ。」

 ──以下ループ──
一同、ロックランドへ。