幻想水滸伝1 台詞集 第一章

ロックランド

マルコ、宿屋の前を歩いている。
マルコ
「よおどうだい兄さん、
 一勝負してかないかい?」
コイン勝負開始。
マルコ
「さあさあ、いくらかけるんだい?」
ティエル
「100ポッチ」 ←
「1000ポッチ」
「10000ポッチ」
マルコ
「さあ ど−れだ?」
「もうやめる」 ←
マルコ
「お?
 もうおしまいかい?
 またきなよ。」
──宿屋
カウンターの店員
「すいませんねぇ
 酒はしな切れなんです。」
カナン
「じゃあ
 そこにならんでいるのはなんだ!!」
カウンターの店員
「ははは、ここにならんでいるのは
 帝国のおえらいさんに
 出せるような もんじゃないですよ。」
左奥の一室に居る客
「わあ、すごいなぁ そのせいふくは
 帝国の近衛兵のものだろう?
 すごいなぁ いいなぁ いいなぁ」
カナン
「はっはっはっはっは
 そうだろ そうだろ。」
左奥の一室に居る客
「いいなぁ いいなぁ
 いいモン食ってるから
 そんなに ふとれるんだろう?」
──グレィディの屋敷
玄関を入ると使用人に立ち塞がれる。
使用人

「こらこら、おまえらは何者だ。
 ここはグレィディさまの おやしきだぞ。

 勝手にズカズカと あがりこむんじゃない
 用なら わたしが取りついでやる。」

怒りのカナン、一歩前へ。
カナン

「なんだと!
 おれさまは帝国軍近衛隊隊長クレイズさまの
 副官カナンさまだぞ!

 とっとと、グレィディに出てこいと言え!」

使用人、飛び上がって驚く。
使用人
「えっ! は、はい
 いますぐ、
 少々 お待ちを、」
使用人、奥のグレィディの部屋へ。
グレィディ
「なんだ。 また村のやつらが
 こうぎに きたのか?
 とっとと追い返せ。」
使用人
「いえ、なんでも近衛隊の
 やつらだとか・・・・」
グレィディ

「近衛隊だか なんだか知らんが
 わたしはいそがしいのだ!
 はやいとこ・・?

 んっ?近衛隊?

 なんだって?近衛隊だって。
 なんで早く それを言わん!」

使用人、外へ出てグレィディの部屋の扉横で待機。
グレィディ、玄関のカナンの元へ。
グレィディ

「いやあ これはこれは近衛隊のみなさん。
 こんな いなかの町まで
 ようこそいらっしゃいました。

 こんなところで話もなんですから
 こちらへどうぞ。」

グレィディ、一同を連れ立って部屋へ。
カナン
「ふん、なかなか
 いいくらしをしている
 ようじゃないか。」
グレィディ
「いえいえ、そんなことはありません。」
カナン
「まあ、そんなことはいい。
 それよりも、なぜ われわれがここに来たか
 わかっているな。」
グレィディ

「もちろんですとも。税金のことでしょう。
 わたしたちも ほとほと
 こまっているんですよ。

 じつは、このちかくの清風山に山賊が
 すみつきまして、あたりの村をあらしまわり
 とても税金をとれないのです。

 そのために税金の納入がおくれていたの
 ですが、もうだいじょうぶですな。」

カナン
「だいじょうぶ? どういうことだ。」
グレィディ

「そりゃぁ もちろん
 近衛隊の勇士のみなさんが
 来てくれたんです。

 いなかの山賊ごとき、
 退治するのは朝めし前でしょう。
 まさか しり込みしませんよね。」

カナン

「わっはっはっはっは
 もちろんだとも
 んっ 山賊

 う、うん。まあ 大丈夫だろう。
 そんな奴ら ひとひねりだ。
 はっはっはっはっはっは」

クレオ、飛び上がって抗議。
クレオ
「バカな、われわれのにんむは・・」
パーン
「はっはっはっ ウデがなるぜ。
 やっぱ こうでなくちゃな。」
テッド
「そうですね、
 ひとあばれしてやろうぜ
 なあ ティエル?」
ティエル
「もちろんさ」 ←
グレミオ
「ぼっちゃんまで そんなこと言って。」
クレオ
「しかたない男どもだね。」
「いちど戻ったほうが良い」 ←
カナン

「なんだと。このパーティのリーダーは
 このおれさまだ。

 おれさまが行くと言うんだ。
 だまってついてこい。
 この こしぬけが。」

カナン
「よし、すぐさま出発だ。
 おまえら おくれをとるなよ。」
グレミオ
「出発するのは いいんですが、
 清風山がどこにあるか知ってるんですか?」
カナン
「う、うるさい
 いま聞こうとしてたんだ。」
グレィディ
「清風山は このロックランドから
 東に行ったところにあります。」
カナン
「よし、こんどこそ 出発だ!」
一同、清風山へ。