幻想水滸伝1 台詞集 第一章

清風山

カナン
「ふう、やっと清風山についたな。
 おまえら、相手が山賊だからって
 びびって逃げるなよ。」
パーン
「あんたもな」
カナン

「ようし 行くぞ!

 パーン、おまえが先頭に立て。」

パーン、飛び上がって反応。
パーン
「えっ なんでおれが先頭なんだよ。」
カナン
「うるさい グズグズ言わずに
 早くしろ。
 おれさまはリーダーだから一番最後だ。」
パーン
「ちっ」
テッド
「ティエル、ふふ ゾクゾクするな」
グレミオ

「テッドくん。
 あんまり 変なことを言わないでください。

 ぼっちゃん、あぶないマネは
 しないでくださいね。
 ぼっちゃんの身は
 このグレミオが守りますから。」

カナン
「おい 行くぞ!!」
一同、清風山の洞窟の中へ。
洞窟を奥へ奥へと進むと、開けた場所にクィーンアントが待ち構えている。
戦闘開始。
パーン
「くそっ なんてつよさだ、
 まったく あいてにならないぞ」
クレオ
「まずいな。 このままじゃ 全滅・・」
カナン、飛び上がって怒鳴る。
カナン
「バカもの! な、なにを言っておる。
 おまえら おれさまを 守らんか。」
グレミオ
「ぼっちゃん、ここは逃げましょう。
 わたしが 守りますから。」
クレオ
「いや、逃げきれるかどうか、」
カナン、飛び上がって怒鳴る。
カナン
「どうするのだ!!」
テッド
「ティエル、 みんな
 下がっていてくれないか。
 おれに 考えがあるんだ。」
ティエル
「たのむ テッド」 ←
テッド

「まかせとけって。

 おれが おまえの期待を
 うらぎったことがあるか?」

「あぶないことはやめるんだ テッド」 ←
テッド

「心配すんなって ティエル。
 まかせとけよ。

 ありがとなティエル、
 心配してくれて。」

テッド、前へ進み出る。
ソウルイーターの黒い闇がクイーンアントを飲み込む。
カナン
「こ、これは・・」
グレミオ
「テ、テッド君!
 いまのは 何だったんですか?」
テッド

「すいません。
 今は せつめいすることは
 できません。

 ティエル、
 家に戻ったら
 話したいことがあるんだ。
 それまでは きかないでくれ。

 さあ、さあ、はやいとこ、
 山賊をやっつけちまって、
 グレッグミンスターにもどろうぜ。」

カナン、後ろを向いて一人ごちる。
カナン
「ふーーむ、これは
 クレイズさまの言っていた・・・」
一同、さらに奥へ。
洞窟を抜け山頂へと進む。
バルカスとシドニアが小屋の前に佇んでいる。
バルカス
「おや、お客さんとは めずらしい。
 なんの用かな。」
カナン、前へ進み出る。
カナン

「山賊ども、よく聞けよ。

 黄金の皇帝バルバロッサさまの天兵、
 うるわしの帝国軍近衛隊副官のカナンさまが
 おまえらを成敗にきた。

 税金泥棒の山賊ども、
 おとなしく降参しろ。」

バルカス、シドニアの方を向く。
バルカス

「聞いたかよ。おれたちが税金泥棒だとよ。
 カンちがいしてるんじゃないのか。

 おい よく聞けよ。こっぱ役人。
 おれさまは せん風斧のバルカスさまだ。
 おい、 シドニアおめぇも名乗れよ。」

シドニア、そっぽを向く。
シドニア
「ふっ くだらん」
バルカス

「ちっ あいそのない奴だ。
 とにかく、あっちのが
 遠当てのシドニアだ。

 税金泥棒の帝国軍め、
 ケガしないうちに帰りな。」

パーン、飛び上がって反応。
パーン
「おれは 帝国に
 その人ありと言われた・・」
クレオ
「ばか! あんたまで
 つきあうことないよ。」
カナン
「おい 山賊ども、
 いまのうちに降参しないと
 ひどいことになるぞ。」
バルカス
「やれるもんなら やってみな。
 おい おめぇら
 やっちまえ!」
山賊の手下が数人現れる。
カナン

「う、うわあああああああああああ
 ほんとに かかってきやがった。

 お、お、おい、おまえら なにしてる。
 はやく たたかえ! たたかえ!」

手下との戦闘開始。
バルカス
「ちっ だめなやつらだな。
 どけ、おれさまが相手だ。
 手伝えよ シドニア。」
シドニア
「ふっ」
戦闘開始。
パーン
「どうだ、まいったか ハハハ!」
グレミオ
「ふう。
 おケガは ありませんか ぼっちゃん」
カナン、前へ進み出る。
カナン
「へへへへ、おれさまに 逆らうから
 こんなことに なるんだぞ。」
クレオ
「自分は なんにもしてないくせに」
バルカス
「くそっ。帝国のいぬごときに、
 この おれさまが不覚をとるとは、」
カナン
「ようし、山賊どもを ひっとらえろ。」
暗転。
カナン
「ようし、これでこんな所に用はない!
 とっとと 山をおりるぞ!!」
──清風山入り口
パーン
「ふうううううう・・・
 あのバカ、おりる時だけは
 みょうに元気だな。」
カナン
「さあ おまえら何をしているのだ。
 ロックランドにがいせんだぞ!
 はっはっはっはっはっはっ!!」
一同、ロックランドへ。