幻想水滸伝1 台詞集 第二章

カク

──酒場
カミーユ

「タイ・ホー?
 ああ あのおっさんなら・・・

 ああっ!! てめぇ!
 見つけたぞ! このやろう!!」

カミーユ、グレミオに詰め寄る。
グレミオ
「な?な?な?なんですか????
 わたしが
 なにをしたっていうんですか??」
カミーユ

「なにをした だって?
 てめぇ ここであったが百年目、

 あの世からだって取り立てて見せる!が
 モットーの借金取り、
 この夜叉カミーユさまからは
 にげられないよ!!」

ビクトール
「なんだ? あいつは
 グレミオのコレか?」
クレオ
「さあ 知らないね」
カミーユ

「さあ、さあ、さあ、
 あんたが ふみたおした借金、

 今すぐ、この場で、現金で、
 はらいやがれ!
 こちとらなぁ 2ヵ月もかけて
 あんたを さがしだしたんだぜ!」

カミーユ、さらにグレミオに詰め寄る。
クレオ
「グレミオ、あんた 借金なんか
 してたのかい?」
グレミオ
「じょうだんじゃないですよ。」
グレミオ、飛び上がって反論。
カミーユ
「シラをきろうっていうのかい。
 こいつが証文だ よっく見な!」
グレミオ

「えーっと、ああ これは
 テオさまとの宴会の代金ですね。
 わたしの のみ屋のツケもあるけど・・

 ???
 え!え!え!
 このお金を いますぐ払えと?」

カミーユ
「ああ、そうさ。
 今すぐ!
 みみをそろえて! かえしやがれ!」
ビクトール
「見せてみなグレミオ」
グレミオ、ビクトールに証文を見せる。
ビクトール、飛び上がって驚く。
ビクトール

「!!!!!!!!!!!!!

 ちょ、ちょっと いいかな。
 おれたちは 追われている身では
 もちあわせが ないんだ。

 ところで、おじょうちゃん
 あんた タイ・ホーのことも
 知ってるようだったけども」

カミーユ
「ああ 知ってるさ。」
ビクトール
「どこにいるのか
 おしえてくれないかな」
カミーユ
「借金を払ったら、おしえてやる。
 こっちも しょうばいなんだぜ。」
ビクトール

「じゃあ こうしようぜ。
 おれたちは 今 金がない。

 でもな、タイ・ホーに会えれば、
 金のはいるあてがある。
 金がはいったら、借金をすぐさま
 かえしてやるよ。」

カミーユ
「うううん・・・・
 あっ、あんたら
 あたしをだます気だな!」
グレミオ
「そ、そんなことないですよーーーー」
カミーユ

「ちっ びんぼう人め、
 そうだな よし それでいいぞ。
 ただし、借金をはらうまでは、
 ついていくからな。」

カミーユ
が仲間になった!
ビクトール
「で、タイ・ホーはどこにいるんだ?」
カミーユ
「ああ、やつは たいてい
 とばく場に いるさ。
 そこのバーテンに聞いてみな。」
クレオ
「変なやつが、
 仲間になっちまったね。」
バーテン
「なんだい? あんたら
 タイ・ホーさんの知り合いかい?
 やっこさんなら 下にいるぜ。」
一同、階段を下りて賭博場へ。
──賭博場
ヤム・クー
「なんだい? アニキになんの用だい?
 トランに船を出せーーー?
 どうかなぁ?アニキは気分屋だからなぁ」
タイ・ホー

「なんだってぇ!
 トランの城に船を出せだって!
 あんちゃん おもしろいことを言うな。

 あそこは、バケモノでいっぱいだ。
 船を出すのは
 こっちも命がけになる。

 こっちも命をかけるんだ、あんたにも
 それなりのものを かけてもらわんと
 ワリにあわないね。」

タイ・ホー
「あんたの持ち金、あり金全部
 かけてもらおう
 どうだい この勝負 うけるかい?」
ティエル
「うけてたとう」 ←
タイ・ホー
「それじゃあ いくぜ。
 なきを見るなよ。」
「やっぱり やめる」 ←
タイ・ホー
「そいつが正解だ。
 かえって ママのおっぱいでも
 しゃぶってな。」
──ちんちろりん勝負
タイ・ホー
「げーむのせつめいを聞くかい?」
ティエル
「はい」 ←
「いいえ」
タイ・ホー

「こいつはなぁ、おれとお前で
 目を出しあって勝負するあそびだ。
 とうぜん、大きい目のほうが勝ちさ。

 3つサイコロをふって
 2つが同じになったら、
 残りのサイコロの目が
 あんたの目になる。

 1以外のゾロ目や456になったら
 ラッキーだ。
 ただし、1のソロ目や123は
 アンラッキーだ。

 3回ふって目ができなかったり、
 サイコロが外へとびでたらアウト
 だから、カーソルをよく見て
 ふるんだぜ。

 もう一度聞くか?」

ティエル
「はい」
「いいえ」 ←
タイ・ホー
「じゃあ、はじめるぜ」
タイ・ホー
「おれのばんだ」
タイ・ホー、サイコロを転がす。
タイ・ホー
「めなしだ」
タイ・ホー
「ティエルのばんだ」
ティエル、サイコロを転がす。
タイ・ホー
「ティエルの目は
 5だ」
タイ・ホー
「ティエルの勝ちだ」
暗転。
タイ・ホー

「ほう。 あんたついてるな。
 ついてる奴の話には、
 のることにしてるのさ。

 おい、ヤム・クー
 船の準備をしに行くぞ。」

ヤム・クー
「はいはい。
 またアニキのびょうきがはじまった。」
ヤム・クー、階段を昇って外へ。
タイ・ホー
「おう、おまえら。
 おれたちは 先に船つき場でまってるぜ。」
タイ・ホー、階段を昇って外へ。
──船着場
ヤム・クー
「アニキにも こまったもんだぜ。」
タイ・ホー
「おう、 準備はできてるぜ。」
一同、船に乗りトラン湖の城へ。

寄り道

──宿屋 前
メグ

「え? だれなの きみたちは?
 解放軍?
 じゃぁ、帝国と戦って・・・・

 あ、でもだめよ。 わたしは今
 いそがしいんだから。
 人さがしをしてるんだもん。

 ねぇ、あなた知らないかなぁ。
 わたしのおじさん、
 からくり師をやってて、ジュッポって
 名前なんだけどなぁ。」

──酒場
セルゲイ

「ねぇ、きいてくださいよ。
 わたしは いっかいの発明家なんです。

 くろうに くろうをかさねて、
 ドワーフにもまけない
 すごいのをはつめいしたんですがね。

 どこの城主も こいつのすごさを
 わかってくれないんですよ。
 えっ?なにをはつめいしたがですか。
 “えれべーたー”って言うんですがねぇ」