幻想水滸伝1 台詞集 第二章

トラン湖の城

城は霧に覆われている。
クレオ
「こいつは ほんとに
 おばけやしきだね。」
カミーユ
「あんたら 本当に、ここに
 お宝があるんだろうね。」
ビクトール
「知りませんよ。
 ビクトールさんが 言ったんでしょ。」
タイ・ホーとヤム・クー、連れ立って一同の元へ。
タイ・ホー
「おう すごいなこいつは、
 中は、バケモノだらけか?
 うでがなるぜ!」
ヤム・クー
「ええ!アニキまで行くんですか?
 気をつけてくださいね。」
タイ・ホー
「あたりめぇよ、
 こんなおもしろそうなこと
 指をくわえて見てられるか。」
タイ・ホー
がパーティーに加わった!
ヤム・クー
「中はどうでした?
 カクの町に もどりますか?」
ティエル
「カクの町にもどる」 ←
「まだ いい」
──カク
ヤム・クー
「用意ができてるなら、
 船をだすよ。」
ティエル
「はい」 ←
「いいえ」
──トラン湖の城
一同、城の中を進む。
開けた場所にドラゴンゾンビが待ち構えている。
ビクトール
「どうやら こいつが
 親分らしいな。」
戦闘開始。
カミーユ
「ざまあみやがれ、
 死体のクセに なまいきなんだよ。」
グレミオ
「見てください、霧が・・・」
城を覆っている霧が晴れていく。
クレオ
「霧をつくりだしてたのも、
 こいつだったようだね。」
ビクトール
「ようし、こいつで この城は
 おれたちのもんだな。
 どうだ、この城に名前をつけないか。」
タイ・ホー
「おもしろいな。
 ドラゴン城というのは どうだ。」
カミーユ
「オレンジ城!」
グレミオ
「やっぱりここは
 ティエル城で きまりでしょう。」
クレオ
「ぼっちゃんは どんなのが
 いいですか?」
ティエル
「トラン」
グレミオ
「トランか、
 いいですね それにしましょう。」
ビクトール
「ちょうしいいぜ グレミオ」
暗転。
──本拠地 一室
マッシュ
「おめでとうございますティエルどの。
 今日 この日を新生解放軍の
 決起の日としましょう。」
ビクトール、飛び上がって喜ぶ。
ビクトール
「そいつは名案だ!
 そして今夜は宴会だ!」
カミーユ
「おい 金の話は・・・」
タイ・ホー
「おじょうちゃん、
 ヤボなことは言うなよ。
 それは あとにしときな。」
突然ティエルの前へ、レックナートが転移してくる。
レックナート

「ひさしぶりね ティエル。
 ついに あなたは 自分の道を
 自分で あるきはじめました。

 今日は あなたにわたすものがあります。
 ひとつはこれです。
 うけとってください。」

レックナート

「これは 約束の石版です。
 あなたのちから、それは
 おもいを一つにする仲間たちです。

 仲間をあつめなさい。
 石版には、あなたの集めた仲間たちの名が
 きざまれていくでしょう。
 そして、もうひとつは・・・」

ルック、転移してティエルの横へ。
ルック
「ひさしぶり。
 ぼくのこと ちゃんとおぼえてるかな。
 レックナートさまの一番弟子ルックさ。」
レックナート

「かれの力も
 解放軍のたすけとなるはずです。

 ティエル。れきしはまだ
 うごきだしたばかりです。
 くじけてはなりません。

 では また会いましょう。」

レックナート、転移して去って行く。
ルック
「というわけで、世話になるよ。
 よろしくね。」
グレミオ
「わたしはぜったいに、
 レックナートさまが やっかいばらいを
 したんだと思います。」
クレオ
「・・・・・・・・・・まあな。」
マッシュ

「ティエルどの、
 器は手に入りました。
 つぎは人を集める番です。

 コウアンの町にレパントという男がいます。
 かれを仲間にひきいれましょう。
 必ずや、役にたつはずです。」

暗転。
──本拠地二階 ティエルの部屋
部屋にはティエルとクレオが居る。
グレミオがやって来る。
グレミオ

「おはようございます ぼっちゃん。
 どうです よくねむれました?

 もちろん、おやしきといっしょという
 わけではないけど、
 すめば都ですからね。

 したくができたら、
 マッシュさんの所へ行きましょう。
 レパントという人を仲間にする
 そうだんをするんですから。」

暗転。
クレオ
「ティエルさま、
 テオさまのこと・・・・」
ティエル、城内を散策。
──石版の部屋
ルック
「何か用?」
階下へ行こうとすると、グレミオに引き止められる。
グレミオ
「ぼ、ぼっちゃん。
 マッシュさんの部屋は
 こっちじゃないですよ。」
──マッシュの部屋
マッシュ

「おはようございますティエルどの。
 よくねむれましたか?
 さっそくですが、ほんだいに入りましょう。

 レパントはコウアンの町にいます。
 彼は義にあつい男、
 わたしのしょうかいだと言えば
 かならずや力になってくれるはずです。」

ビクトールとクレオ、連れ立って来る。
ビクトール
「おう ティエル、
 とうぜん おれをつれてくんだろ」
クレオ
「ティエルさま、
 わたくしも ついていきます。」
マッシュ
「ティエルどの、
 あとは だれをつれていきますか?」
暗転。
マッシュ2
「パーティー・メンバーを変こうしますか」
ティエル
「へんこうする」
「へんこうしない」 ←
ティエル、城内を散策。
──一階
カミーユ
「チッ、いつになったら
 借金を払うつもりだい?」
──船着場の小屋
タイ・ホー
「こうしているとな、
 ブラリとどこかへ出ていきたくなるね」
ヤム・クー
「タイ・ホーのアニキの
 気まぐれには、こまったもんだなぁ」
──船着場
ティエル
「ふねにのる」 ←
「ふねにのらない」
一同、コウアンへと向かうため船でカクへ。