幻想水滸伝1 台詞集 第二章

本拠地

──地下
ジュッポ
「オーーーヤ?コイツはめずらしい
 こんな所になんのよう???」
クリン
「どうだ?がんばってるか?
 おれもがんばってるぜ。
 ききききっ」
──一階
バルカス
「おう おう
 ひさしぶりだぜティエル
 おたがい 生きのびたらしいな。」
グレミオ
「バルカスさんと、シドニアさん
 どうしてここに?」
バルカス

「いやなにウワサを聞いてな、
 かりをかえす いいチャンスだと思って
 ここまで来たのよ。

 おれたちも 解放軍に加わるぜ。」

バルカス、シドニアへと向き直る。
バルカス
「おう シドニア、
 おめぇもあいさつぐらいしろよ。」
シドニア
「フッ、 よろしくな。」
バルカス
「ま、まあいいか。
 それよりも オデッサさんに
 あいさつが してぇんだけどよ・・」
グレミオ
「オ、オデッサさんは・・」
マッシュ、一同の元へ。
マッシュ

「オデッサは いま、わけあって、
 北へいってます。

 そのあいだ、ティエルどのが、
 リーダーをつとめることになっています。」

バルカス、ティエルへと向き直る。
バルカス
「北ねぇ・・、
 それにしても すげえなティエル、
 リーダーかよ 見直したぜ。」
マッシュ

「ティエルどの、

 レパントどのや、
 バルカス、シドニアなどの
 新たな仲間をいわう
 宴をひらいては、」

ティエル
「ようし、パーッといこう」 ←
バルカス
「さすが、リーダー、
 よく わかってるじゃねぇか。」
「それは ちょっと・・」 ←
ビクトール

「さすが マッシュさんだぜ、
 いいこと 言うね。

 ティエルも、もちろん
 さんせいだろ。」

グレミオ
「じゃあ、ひさびさに
 うでを ふるいましょう。」
暗転。
──二階の一室
テーブルを囲んで宴が行われている。
ビクトール
「はっはっはっはっはっは
 たのしいねぇーーー」
パーン
「ウマイ!
 帝国のメシはまずかったからなぁ。」
レパント
「ティエルどの、
 なかなかようきな仲間たちですなぁ」
アイリーン
「あなた、
 そんなにのんじゃ・・・」
バルカス
「こりゃいいや、
 こっちにきて正解だったなシドニア」
シドニア
「フッ・・・そうだな」
ティエル、それぞれに話し掛ける。
アイリーン
「レパントったら、あんなに楽しそうに、
 やっぱり、帝国に
 はらをたててたんでしょう。」
レパント
「ティエルどの、
 なかなか たのしい仲間ばかりですな、
 やはり 来てよかった。」
タイ・ホー
「ティエルさん、
 今夜は月がきれいだぜ。」
シドニア
「ふっ」
バルカス
「ティエルさまよーー、
 帝国のやつらなんか いっきに
 ぶっつぶしちまおうぜ」
グレミオ
「どうですか ぼっちゃん
 たのしんでますか?」
ビクトール
「はっはっはっはっはっは、
 がっはっはっはっはっはっはっは、
 うわっはっはっはっはっはっは」
マッシュ
「わたしは どちらかというと、
 しずかに のむのが すきなんですが・・」
クレオ
「パーン!
 すこしは しずかに食えんのか!」
パーン
「うめぇ、やっぱりグレミオの料理が
 一番だぜ。
 帝国軍のメシときたらよーー」
ティエルが部屋の外へ出ると刺客が現れる。
アサシン
「ティエル。
 その右手の紋章を いただく
 かくご!」
戦闘開始。
パーン、騒ぎに気付いて駆けつけて来る。
パーン
「ティエルさま!
 だいじょうぶですか。
 このやろう!!」
ビクトール
「解放軍の本拠地に
 のりこんでくるとは、
 ふてぇやろうだ。」
アサシン
「ふはははは、 なにが解放軍だ!
 帝国に勝てると思ってるのか?
 おまえら 頭がおかしいんじゃないのか」
クレオ、飛び上がって怒る。
クレオ
「なんだと!」
アサシン
「気をつけなよ ティエル。
 ウィンディさまは いつでも
 お前を ねらっているぞ!」
アサシン、去って行く。
暗転。
──二階 ティエルの部屋
パーン
「ティエルさまの
 みはりは おれがやる」
グレミオ
「いえ、 わたしが
 ぼっちゃんの 身を守ります」
ビクトール
「いいかげんにしろよ。
 ふたりで みはりをすればいいだろ。」
ティエル、それぞれに話し掛ける。
グレミオ
「安心して おやすみください。
 ぼっちゃんの身は わたしが
 まもります。」
パーン
「ティエルさま、
 今日から ここで
 みはりを させてもらいます。」
ティエル、就寝。
暗転。
──翌朝
グレミオがやって来る。
グレミオ
「おはようございます ぼっちゃん。
 きょうも いい天気ですよ」
パーン
「ウイーーー、
 メシはまだかなぁ。」
ティエル、城内を散策。
──一階
バルカス
「気楽な山賊ぐらしも
 よかったかなぁ」
シドニア
「フッ」
オニール
「ちょいとあんた、
 なんかいい話はないかい?」
──一階 宿屋
ビクトール
「ウォッス!ティエル
 しけたツラしてんじゃねぇぞ!
 みんながくらくなるからな!!」
──一階 倉庫
ロック
「はいよ。
 おれの金庫に用かい?」
──一階 離れ
ジョバンニ
「これはティエルさま、
 レパントさまに用ですか?」
アイリーン
「あの人のあんなうれしそうな顔を
 見ていると、わかいころのことを
 思い出しますわ。」
──一階 離れ二階
レパント
「ティエルどの、
 やはり解放軍に参加してよかった。
 ともに、帝国をたおしましょう。」
船着場へ行くと、キルキスが倒れている。
キルキス
「うっ・・・・・・」
グレミオ

「これは こんなにずぶぬれになって。
 まさか、ここまで
 およいできたのでは・・

 とにかく、中に運びましょう。」

──二階 ティエルの部屋
ベッドにキルキスが寝かされている。
グレミオ

「どうしたというんでしょう。
 このあたりでは エルフの姿を
 みかけるのでさえ めずらしいのに、

 ここまで およいでくるなんて・・」

マッシュ
「よっぽどの わけありなんでしょう。」
キルキス、気が付く。
キルキス
「うっ ううん。
 ここは・・・・
 たすかったのか・・・」
グレミオ
「だいじょうぶですか?」
キルキス
「うわさを聞いて・・ここまで・・
 おしえて・・・もらえますか・・
 解放軍というのは・・」
グレミオ
「あんしんしてください。
 ここは 解放軍の本拠地
 トラン城のなかです。」
キルキス

「よかった・・・

 おねがいがあります。
 解放軍のリーダーに、
 オデッサというかたに
 会わせてください。」

グレミオ
「・・・・・・・・・・・・・・・」
マッシュ
「オデッサとは今 会うことはできません。
 いまのリーダーは、
 ここにおられる ティエルどのです。」
キルキス
「では、ティエルさま。
 どうか われわれを たすけてください。」
グレミオ
「たすける?」
キルキス

「帝国軍の大将軍クワンダ・ロスマンが
 われわれエルフの一族を、
 ねだやしにしようと しているのです。

 おねがいします。
 解放軍のちからを われわれに
 かしてください。」

ティエル
「まかせておけ。」 ←
マッシュ

「おまちください ティエルどの。
 現在の解放軍の力は わずかなものに
 すぎません。

 旧解放軍のいきのこりと、
 バルカスのつれてきた山賊たちをあわせても
 数百の兵力です

 いま 軍をうごかすのは
 得策ではありません。」

「しかし・・・・」 ←
マッシュ

「そのとおりです。
 ティエルどのの言うとおり、
 解放軍のちからは わずかなものです。

 旧解放軍のいきのこりと、
 バルカスのつれてきた山賊たちをあわせても
 数百の兵力です

 いま 軍をうごかすわけには
 いきません。」

グレミオ
「しかし、それでは
 エルフたちを みごろしに
 することに・・・」
マッシュ

「もちろん、
 かれらをみすてるわけには
 いきません。

 われわれ解放軍のただ一つの強みは、
 人々の期待をうけていることです。
 それを裏切るのも
 やはり得策ではない。

 そこで、ここはまず、
 少人数でじょうきょうをしらべ、
 その後の方策は、それを見てから
 きめたほうが よろしいかと思います。」

キルキス
「ありがとうございます。
 ぼくが村まで案内をいたします。」
グレミオ
「ぼっちゃん。 だれがなんと言おうと
 わたしは ついていきますからね。」
キルキス
が仲間になった!
ティエル、城内を散策。
──一階
オニール
「ちょいと知ってるかい?大森林を
 こえた所にエルフの村があるそうだよ。
 大森林の村はコウアンの南東だよ。」
──宿屋
マリー
「いやーー、せっかく宿をひらいたけど
 料理に手がまわらなくてねぇ。
 どこかにウデのいいのはいないかねぇ。」
──船着場
キルキス

「ぼくらの村は
 大森林をこえた所にあります

 まずは 大森林の村へ
 いきましょう。

 コウアンの町から南東へむかえば
 大森林の村です。
 東の森ぞいに行けば見つかるはずです」

一同、大森林の村へ。