幻想水滸伝1 台詞集 第二章

エルフの村2

──ドワーフの山道
エルフの村が燃えている。
キルキス
「あ、あれは・・」
グレミオ
「なんでしょうね。」
バレリア
「たしか、あの方向は・・・・」
グレミオ
「ま、まさか あれは・・」
バレリア
「おそかったのか・・」
キルキス
「ばかな! そんな ばかな!
 ティエルさま、
 急ぎましょう。」
──焼けたエルフの村
バレリア、焼けた村に背を向ける。
バレリア
「これは ひどい。」
グレミオ、一歩前へ。
グレミオ
「この ありさまでは・・・・」
バレリア
「自分たちの したことは・・」
キルキス、前へ進み出て振り返る。
キルキス

「そうです むだでした。
 すべて むだだったんです。

 なぜです? なぜなんですか?
 ティエルさま、 おしえてください。
 ぼくのしたことは なんだったんですか?

 なぜですか!
 ぼくらは がんばったじゃないですか!
 ばかにされても くじけなかった。
 それなのに、それなのに・・・・」

グレミオ
「キルキスくん・・・・」
キルキス、ティエルの前へ行くも、後ずさり離れる。
キルキス
「それなのに、
 なんにも、 なんにも残らなかった!
 ぼくの守ろうとしたものは、すべて・・・」
キルキス、横を向き指輪を取り出す。
キルキス

「これは、すべてがおわったらシルビナに
 わたそうと思っていた指輪です。

 かわいそうなシルビナ。

 この指輪は、
 だれの指にも はめられることなく
 無用になってしまった。」

キルキス、指輪を投げ捨て背を向ける。
キルキス
「もう なにも・・・・」
グレミオ、指輪を拾う。
グレミオ

「キルキスくん。
 これは、この指輪は きみの希望です。
 希望をすてちゃいけません。

 ほんのすこしでも希望があれば生きていける
 それは 人間もエルフも
 同じだと思います。」

キルキス、グレミオへと向き直る。
キルキス
「グレミオ・・・さん・・・」
二人、ティエルへと向き直る。
グレミオ

「ぼっちゃん。城へもどりましょう。
 こんなかなしいことを
 くりかえしちゃいけません。

 クワンダ・ロスマンの軍をやぶり、
 焦魔鏡をうちやぶりましょう。
 そうでなければ、
 むくわれません。」

キルキス、進み出る。
キルキス

「・・・・・・・・・・・

 ・・・行きましょう。
 それが すこしでも シルビナの
 なぐさめに なるのなら。」

一同、コボルトの村へ。

寄り道

──焼けたエルフの村
テンプルトン

「ひでぇな こりゃ。
 こんなことされると こまるんだよね。
 地図が かわっちゃうからな。

 おや? きみたちは?
 解放軍? そうか、さいきんトラン湖の城が
 解放軍のものになったって聞いたぞ。

 ねぇ、きみたち ぼくを仲間にしないか。
 地図のつくりなら一人前だよ。
 そのかわり、トランのお城の地図も
 つくらせてもらうけどね。」

ティエル
「仲間にする」 ←
テンプルトン
「OK、OK、
 ここいらの調べがおわったら
 すぐにトラン城へむかうよ。」
テンプルトン
が仲間になった!
テンプルトン
「あ、そうだ!これあげるよ。
 この地図さえあればOKさ。
 いいかい?なくすなよ。」
[ “水滸図”を手に入れた ]
「断る」 ←
テンプルトン
「なぁんだ。 なら、
 ほかの所へいっちゃおうかなぁ。」