幻想水滸伝1 台詞集 第二章

パンヌ・ヤクタ城

──パンヌ・ヤクタ城 攻防戦
キルキス
「クワンダ・ロスマン!
 森を・・・ ぼくらの村をやきはらったことの
 つぐないをしてもらう!!」
クワンダ・ロスマン
「解放軍などとなまいきなことを。
 皇帝陛下になりかわり、この
 クワンダ・ロスマンが成敗してくれるわ!」
マッシュ
「新生解放軍の初陣です。
 みな、気をひきしめ
 各自、全力をつくしてください」
ビクトール
「オラーーー!
 いくぜっ!!!」
マッシュ
「命令をどうぞ」
ティエル
「突撃」
「弓矢」
「魔法」 ←
「その他」
──紋章の申し子
ルック
「わが風の紋章よ、
 その力をしめせ。」
ティエル
「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ←
──こそどろ
クリン
「まかせとけって、
 ウキキキキ・・・」
クリン
「敵の次の手は
 弓矢攻撃
 だぜ。」
ティエル
「突撃」
「弓矢」
「魔法」
「その他」 ←
──軍師
マッシュ
「わが知の力を
 お目にかけましょう。」
マッシュ
「策をさずけます。
 命令を
 たがわぬように。」
突撃攻撃の攻撃力が
上がった。
ティエル
「突撃」 ←
「弓矢」
「魔法」
「その他」
──レパント一家
レパント
「キリンジにかけ
 きさまらを うつ!」
マッシュ
「おめでとうございます
 我が軍の勝利です。」
クワンダ・ロスマン
「お、おのれ・・・・・
 こうなったら、
 焦魔鏡で・・・・・」
──パンヌ・ヤクタ城
クワンダ・ロスマン、焦魔鏡の元へ。
クワンダ・ロスマン
「はっはっはっは。
 こいつで 焼き払ってやる!」
バレリア
「しまった。
 クワンダは 焦魔鏡を使う気だ。」
マッシュ
「なんですと。全軍、退却だ。
 いや、ひがいを少なくするために、
 全員、できるだけ ちらばるんだ!」
クワンダ・ロスマン
「ほう ちらばって、
 ひがいを少なくするか
 だが、もう遅いわ。」
クワンダ・ロスマン
「帝国に弓ひくものたちよ、
 さばきの光だ
 くらえ!!」
一面、光る。
焦魔鏡、粉々に。
クワンダ・ロスマン
「な、なにごとだ。」
ドワーフの長老、一同の元へ。
ドワーフの長老

「はっはっはっは、ひとのものを盗むから
 そういう目に会うんだ。

 わしらの“風火砲”の力、
 おもいしったか!」

キルキス
「ドワーフの長老!」
ドワーフの長老、キルキスへと向き直る。
ドワーフの長老
「わかいエルフどの。
 こんどは 間に合ったようだな。」
ビクトール
「ようし、あとは城内に入って、
 クワンダ・ロスマンの首をとるだけだ。
 いこうぜ ティエル。」
グレミオ
「わたしも 行きますよ。ぼっちゃん。」
バレリア
「お願いします ティエルさま。
 この わたくしも
 つれていってください。」
キルキス
「ぼくも、行きます。」
ビクトール
「ようし、あとは 誰がいっしょに行く。」
クロミミ
「クロミミも行く。
 なかまを たすけたい。
 クロミミも いきたい。」
ビクトール
「ようし、行こうぜ!」
ティエル、それぞれに話し掛ける。
マッシュ
「帝国五将軍の一人
 クワンダ・ロスマンは強敵です。
 お気をつけを・・・・・」
ドワーフの長老
「ほっほっほっほっほ、
 焦魔鏡も一発でコナゴナじゃ。」
──最上階
クワンダ・ロスマン

「来たな。おまえが 解放軍のリーダーか?
 ん、たしか おまえは、
 テオの息子・・・・

 そうか、うわさは聞いていたが、
 テオのむすこが 解放軍のリーダーとはな、
 しかし、てかげんはせんぞ。

 おれも 鉄壁のクワンダと呼ばれた男。
 ふたたび、バルバロッサさまのために、
 壁となろう。
 くるがいい。解放軍のしょくん。

 わたしのちからを見よ。
 ウィンディさまに いただいた
 ブラックルーンの力だ!」

暗転。
──一騎打ち
クワンダ・ロスマン
「帝国のため!!!
 そして皇帝陛下のため!!!!
 きさまを前へは進ません!!」
クワンダ・ロスマン
「わが鉄壁の守り、
 くずせるかな?」
ティエル
「こうげき」 ←
「ぼうぎょ」
「すてみのこうげき」
クワンダ・ロスマン
「ちっ、
 こんどはこっちの番だ」
ティエル
「こうげき」
「ぼうぎょ」
「すてみのこうげき」 ←
クワンダ・ロスマン
「ウォォ!!
 やるなテオのこせがれ・・・
 こんどはこっちの攻撃だ!!」
ティエル
「こうげき」
「ぼうぎょ」
「すてみのこうげき」 ←
クワンダ・ロスマン
「みごとだ・・・・・
 このわたしの守りを
 やぶるとはな・・・・・・」
クワンダ・ロスマン、敗れ倒れる。
クワンダ・ロスマン
「こ、こんなことが・・・
 ウィンディさまの ブラックルーンが・・」
クロミミ、クワンダ・ロスマンの元へ。
クロミミ
「おまえが みんなを
 おかしくしたんだ。
 みんなを なおせ」
クワンダ・ロスマン、クロミミを見上げる。
クワンダ・ロスマン

「コボルト?、なぜ おまえは正気なのだ?
 ブラックルーンの力が・・・

 うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
 うでがぁぁぁ」

クワンダ・ロスマンの右腕に雷電が走る。
グレミオ
「なにごとですか。」
ビクトール
「よくわからんが、
 ブラックルーンとやらが関係してるんじゃ
 ねぇのか。 そう言ってたし。」
クワンダ・ロスマン
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
一面、光る。
クワンダ・ロスマン、倒れ伏す。
クワンダ・ロスマン、気が付き起き上がる。
クワンダ・ロスマン
「こ、これは・・・
 いままでの ことは・・・・」
クロミミ
「かくごしろ」
キルキス、クワンダ・ロスマンの元へ。
キルキス
「そうだ、
 みんなのかたきだ!」
クワンダ・ロスマン

「エルフに コボルト・・・・
 そうか。

 すきにするがよい。
 おまえたちには そのけんりが
 あるようだ。」

グレミオ
「ちょっと待ってください。
 ようすが へんです。」
クワンダ・ロスマン

「あなたが、解放軍のリーダー、
 ティエルどのですか。

 さあ、わたしの首を はねるがよい。
 それが武人としての 最期だ。」

ティエル
「みんなの かたきだ かくごしろ」 ←
クワンダ

「バルバロッサさま。
 わたくしは あなたを最期まで
 守ることができませんでした。

 あなたとともに戦ったこの10年。
 楽しかったですよ。
 では さらばです バルバロッサさま。」

キルキス
「かくご!」
暗転。
キルキス
「これで 終わったんですね。
 ぼくの 戦いは」
ウィンディ、転移してくる。
ウィンディ

「ひさしぶりね ティエル。
 おや、クワンダをたおしたのかい。
 まったくブラックルーンを わたしたのに、

 役立たずだねぇ。」

クロミミ
「おまえは だれだ。
 みんなを なおせ。」
ウィンディ

「おや コボルト?
 そうかい、クワンダのブラックルーンが
 消滅して、呪いがとけたってのかい

 ティエル、いつまでも、
 おまえを野放しにはしないよ。
 わたしの愛するバルバロッサが
 おまえを たおしてくれるからねぇ。

 では失礼するわ。
 またね ティエル。」

ウィンディ、転移して去って行く。
「ようすが おかしいな」 ←
クワンダ
「どうした。
 はやく 首をはねんか。
 わたしは 気がみじかいんだ。」
グレミオ
「あなたは、どうして急に・・」
クロミミ
「そうだ さっきまでのやつと
 おまえは ちがうぞ。」
クワンダ・ロスマン、腕を見やる。
クワンダ
「これだ。
 この焼けただれた
 紋章のせいだ。」
ビクトール
「紋章?」
クワンダ

「こいつは ウィンディさまにいただいた
 ブラックルーンだ。
 これにはモンスターをあやつる力がある。

 しかし、その代わりに私の意志にも
 えいきょうを
 およぼすようになっていたようだ。

 ウィンディは信用のおけない女だ。
 それを皇帝陛下はきづいているのか・・・

 しかし、なにを言っても
 いいわけにすぎん。
 あのようなことをして、武人として他に
 つぐなうすべはない」

ティエル
「そうだな」 ←
クワンダ

「かたじけない ティエルどの。

 テオも りっぱな息子を
 もったものだな。」

キルキス
「かくご!」
「仲間になってくれ」 ←
クワンダ

「このわたしを 仲間に・・、
 はっはっはっは、このわたしが解放軍にか?

 10年のあいだ バルバロッサさまに
 つかえた このわたしに、
 反逆者になれと言うのか。」

ビクトール
「そうだ。
 いまの皇帝は おまえの知ってる
 7年前の皇帝とは 違う。」
クワンダ

「・・・・・・・・・・・・・・・・

 わたしの信じてきた皇帝は
 もう何年も前にいなくなっていたのかもな

 ティエルどの。
 この わたしも解放軍に
 お加えください。

 わたしのバルバロッサさまに対する
 忠誠心はゆるぎないものです。
 しかし、今の皇帝陛下には
 忠誠をつくすことは できません。」

暗転。
──入り口
マッシュ
「おめでとうございます
 ティエルどの。
 初陣としては 大成果でした。」
クロミミの家族、クロミミの元へ。
クロミミの母
「クロミミーー」
クロミミ
「あっ かあちゃん。」
クロミミの兄
「クロミミーー」
クロミミ
「にいちゃん」
グレミオ
「あやつられていたものたちも
 解放されたようですね。」
シルビナ、キルキスの元へ。
キルキス
「ありがとうございました
 ティエルさま」
グレミオ、キルキスへと向き直る。
グレミオ
「これから どうするんですか。」
キルキス

「はい。村はなくなってしまいました。
 それに、ぼくの戦いは
 まだおわっていないと思います。

 ティエルさまの戦いが おわるまで、
 ぼくの戦いもつづくんだと思います。
 ぼくも 解放軍に加えてください。」

シルビナ
「シルビナも!」
スタリオン、一同も元へ駆け寄って来る。
スタリオン
「あ、おれも おれも」
キルキス、飛び上がって反応。
キルキス
「シ、シルビナはだめだよ。
 あぶないんだから。」
シルビナ
「だめ。
 もうシルビナはキルキスと
 はなれない。」
スタリオン
「じゃあ おれも おれも」
グレミオ
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
クロミミ
「クロミミも たたかう。
 みんなは なおったけど、
 この国は なおっていない。」
バレリア
「わたしも 戻るところを失った。
 あんなことを 2度と起こさせないために、
 わたしも 戦わせてくれ。」
マッシュ

「ティエルどの。
 今回で、ずいぶんと成長なされましたね。

 こんなにも 多くの者があなたの下に
 集まりました。
 さあ、
 トラン城にもどりましょう。」

ティエル
「ようし、出発だ!」 ←
「いや、やりのこしたことが」 ←
マッシュ
「わかりました。
 では われわれは先に戻っています。」
一同、本拠地へ。