幻想水滸伝1 台詞集 第二章

本拠地2

『クワンダ・ロスマンの軍をやぶって
 3ヵ月後・・・・・・』
──四階 ティエルの部屋
グレミオ
「あ、ぼっちゃん。
 どうしたんですか?」
──地下
ビッキー
「あれ、あれ、じゅもんはどうだったかな
 ド忘れしちゃった。
 まあいいか。」
──一階 渡り廊下
バレリア
「しばらく戦いにでないと
 うでがうずいてくるよ。」
──一階 外
クワンダ・ロスマン
「今のわたしは解放軍の一人。
 しかし、やはり皇帝陛下の
 心がわりが信じられない。」
──二階 鍛冶屋
ミース
「へっ、こんなせまい所じゃ
 やってられないぜ。」
──二階 外
キルキス
「ティエルさま、ぼくは失われた
 エルフの村のために、そしてこの国の
 すべての人のために戦いつづけます。」
シルビナ
「ねぇねぇ、キルキスに指輪のおかえしを
 したいんだけど、
 何をあげたらよろこぶかなぁ?」
スタリオン
「やぁーーこの城は
 おれの足にとっちゃ、せますぎるぜ。」
クロミミ
「ティエルどの、
 このクロミミの力、ぞんぶんに
 つかってくれ。」
──三階 地図部屋
テンプルトン
「いやーーーこの世界を全部
 ぼくの地図にしるすのがゆめなんだ。」
──三階 広間
ビクトールとフリックがもめている。
その後ろにはハンフリーとサンチェスの姿が。
フリック

「おい、オデッサがいないってのは
 どういうことだ!
 ここは新しい解放軍の本拠じゃねぇのか!

 アジトが襲われたあと、ちりぢりになった
 解放軍のメンバーを集めて、
 ようやく ここにたどりついたってのに
 どういうことだ!

 んっ、 おまえはティエルじゃないか。
 オデッサはどうしたんだ。
 なんで 出てこない?」

ビクトール
「それは・・・」
マッシュ
「あなたがフリックどの ですな。」
マッシュ、一同の元へ。
フリック
「なんだ?
 だれだ おまえは!」
マッシュ
「わたしは マッシュ・シルバーバーグ。
 オデッサの兄です。
 今は解放軍の軍師をつとめています。」
フリック

「オデッサの兄・・・・

 なあ、どうしてオデッサは
 出てこないんだ?
 いるんだろ?」

マッシュ
「オデッサは 死にました。」
ビクトール
「マッシュ!」
ハンフリー
「・・・・・・・・・・・・・!」
サンチェス
「な、 なんと
 では 行方不明というのは・・・」
マッシュ
「ティエルどの、話しても
 よろしいですね?」
ティエル
「しかし、オデッサの遺言は・・」 ←
マッシュ

「オデッサの遺言は、
 解放軍がばらばらに
 ならないためでした。

 こうして新生解放軍が
 できあがった今なら、
 もう話しても良いはずです。」

フリック、周囲を見渡す。
フリック
「なんだ? なにをかくしているんだ?
 オデッサが死んだってのは どういうことだ
 おい 答えろよ ティエル!」
マッシュ
「いつまでも かくしとおすことは
 できません。すでにうたがいを持っている者
 も多いはずです」
「そうだな」 ←
マッシュ
「オデッサはレナンカンプのアジトが
 襲われた、 あのさなかで 死にました。」
フリック、大きく飛び上がって驚く。
フリック
「なんだって!
 おいビクトール! どういうことだ!
 おまえがついていて、 どうして!」
ビクトール
「すまない。
 フリック。」
マッシュ
「オデッサは最期まで解放軍の
 行く末を案じてたそうです。」
フリック
「そうかい。それで、オデッサのあとを
 ついだのが ティエルってわけか」
マッシュ
「そうです。」
フリック

「じょうだんじゃない!
 おい、いいのかよハンフリー!サンチェス!

 こんなやつにオデッサのかわりが
 つとまるのかよ!」

ハンフリー
「・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・リーダーは必要だ、
 ティエルは よくやっている。」
サンチェス
「フリックさん。そんなに
 こうふんしないで、それよりも
 ようがあってここに来たのでは?」
フリック

「ああ ようがあって ここにきた。
 ただ、おれは オデッサにようがあったんだ
 ティエル おまえじゃねぇ!

 ハンフリー、サンチェス、
 おれはカクの町の宿にいる。
 気が変わったら 来てくれ。

 おまえたちだって、そんなやつらと
 いっしょにいる気は ないだろ!」

フリック、足早に去って行く。
サンチェス

「ティエルさま。
 フリックはオデッサさまの死に
 ショックを受けているんだと思います。

 ふだんは あんな人では ないのです。」

ビクトール

「フリックとは
 よく話し合ったようがいいな

 なんといっても、
 解放軍の副リーダーだった男だ。」

マッシュ
「そうですね。
 今は、すこしでも戦力が
 ほしい時ですから。」
ビクトール
がパーティーにはいった!
ティエル、それぞれに話し掛ける。
マッシュ
「フリックどのと、かれの連れてきた
 旧解放軍の生き残り・・・
 かれらを仲間にすることができれば・・・」
ハンフリー
「・・・・・・・・・・オデッサが・・」
サンチェス
「オデッサさんが・・・
 まさか、あの時のアジトの襲撃に・・・
 そんな・・バカな・・・」
一同、カクへ。