幻想水滸伝1 台詞集 第三章

本拠地10

──地階 エレベーター前
クリン
「へっ なに言ってやがる。
 おいらのカンを信用しねぇのか?」
カスミ

「なにがカンよ。

 そのカンのおかげで、
 帝国軍につかまりそうになったのを
 わすれたっていうの?」

クリン
「きききっ、あんときは
 ちょうしがわるかったんだよ。」
フリック
「おいおい、どうしたんだよ。
 なにを もめてるんだ?」
クリン
「とにかく、おいらのカンが言うんだよ。
 あいつはスパイだって。
 そのしょうこに、なんにもしゃべらない。」
カスミ
「なによ、あたまからスパイって
 決めつけることないでしょ。」
フリック
「おまえら!
 なにをもめてるんだ!!」
カスミ、飛び上がって驚き一同に向き直る。
カスミ
「えっ、あっ これはフリックさま、
 それに、ティエルさまも・・・・・」
クリン、足早に逃げ去る。
クリン

「きききっ、ティエルの前じゃ
 しおらしいじゃないか。

 でも、おまえの きりょうじゃ
 無理ってもんだ。
 あきらめな」

カスミ

「!!!!!!!!!!!!!!

 なんてこと言うのよ!
 こらぁ! まちなさい!」

カスミ、クリンを追い駆けて行く。
フリック
「な、なんなんだぁ・・・・?」
──一階 外
フッチ
「なぁ、ブラックはさぁ
 ほんとにいい竜だったよなぁ。
 ほんとに・・・・」
ミリア
「竜たちのようすが
 気になりますね。」
──四階
マッシュ
「おもどりになられましたか。
 それで、竜洞騎士団との盟約は・・・」
ハンフリー
「・・・・・ああ。」
マッシュ
「・・・・・・・・・・・・?
 盟約は結べたんですね?」
フリック
「だいじょうぶだよ 軍師さん。
 ハンフリーも、もうすこし
 あいきょうってもんがあればな。」
ハンフリー
「・・・・・・・・・・・ああ。」
フリック
「それより、そこのさっきから
 だまりこんでいるやつはだれなんだい?」
マッシュ

「ええ、カスミとクリンが
 城のようすをうかがっていたところを
 つかまえてきたのですが、

 なにを聞いても、いっこうに口を
 ひらかないもので。
 ティエルどのが、もどってから
 どうするか決めようと・・・・」

タガート

「ティエル!!!
 あなたが解放軍のリーダー、
 ティエルさまですか!

 ありがたい、これで わたしも
 ウォーレンさまの言いつけを守れます。

 ティエルさま本人につたえるまでは、
 だれともしゃべるなという
 言いつけでしたので、
 これまで かたく口をむすんでいました。

 北方の守りをテオ・マクドールから
 ひきついだカシム・ハジルが、
 最近になって、とつぜん反乱分子の
 だんあつをはじめ・・・」

サンチェス
「まき返しをねらっているのでしょう。」
タガート

「わがあるじ、ウォーレンは
 北方でも名の通った大ふごうで 帝国からも
 一目をおかれていました。

 そのため、ウォーレンさまの
 やしきは帝国に追われる者たちの
 ひなん場所になっていたのですが、

 カシム・ハジルは兵をひきいて
 やしきをとりかこんだのです。

 ウォーレンさまと、ちょうど
 たちよられていたビクトールさまは
 帝国兵相手に戦ったのですが、力つき
 とらわれてしまいました。

 ウォーレンさまは、わたしに
 このことを解放軍にしらせろと
 言って・・・・・」

マッシュ

「・・・ティエルどの。
 ビクトールは、解放軍の大きな戦力、
 ウォーレンは大ふごうでありながら、

 ぎりがたいことでしられており、
 彼をしたう者も多いとか・・・
 なんとしても
 たすけださねば、なりません。」

サンチェス
「現在のカシム・ハジルの兵力は
 8000をこえると思われます。」
フリック
「それにむこうは
 くんれんをうけた軍だが、
 こっちは よせ集めの軍隊だ。」
マッシュ

「ティエルどの。
 解放軍はいまだ、軍隊としては
 とうそつがとれておりません。

 このさき 戦いをつづけて行くには
 軍としてのくんれんを
 行う必要があります。」

ティエル
「どうしようかな・・・・」 ←
マッシュ
「カシム・ハジルが来る前に
 兵たちのくんれんをしておくことが
 必要と思いますが、」
ティエル
「どうしようかな・・・・」 ←
「そうだな」
フリック
「リーダー、ここは軍師さまの
 言うことを聞いたほうが
 いいんじゃないか?」
ティエル
「どうしようかな・・・・」 ←
「そうだな」
サンチェス
「ティエルさま。
 わたしも、マッシュさまの意見に
 さんせいです。」
ティエル
「どうしようかな・・・・」 ←
「そうだな」
マッシュ
「カシム・ハジルが来る前に
 兵たちのくんれんをしておくことが
 必要と思いますが、」
──以下ループ──
「そうだな」 ←
マッシュ
「わかりました。準備はおまかせ下さい。
 ティエルどのは、明日にそなえて、
 今日はお早く、お休みください。」
暗転。