幻想水滸伝1 台詞集 第三章

本拠地11

──四階 ティエルの部屋
ティエルが自室へ入ろうとすると、マッシュが来る。
マッシュ
「ティエルどの、
 じつは おりいって
 はなしがあるのですが・・・」
ティエル、マッシュを自室に招く。
マッシュ

「ティエルどの。
 じつは解放軍の中にスパイが
 まぎれこんでいるようなのです。

 ティエルどのが いない間に
 カスミやクリンたちに帝国領を
 さぐらせていたのですが、
 どうも、こちらの情報がもれているようです

 そこで、わたしに策があります。
 ティエルどの、明日のくんれんは
 わたしの指示どおりに軍を
 動かしたいのですが、よろしいですか?」

ティエル
「いやだ」 ←
マッシュ
「わたしに策があります。
 どうか、おゆるしください。」
ティエル
「いやだ」 ←
「わかった」
マッシュ
「わたしを、信用されていないのですか?」
ティエル
「いやだ」 ←
「わかった」
マッシュ
「明日の策は 秘密をまもれなければ
 うまくいきません。
 どうか、わたしに おまかせください。」
ティエル
「いやだ」 ←
「わかった」
マッシュ
「わたしに策があります。
 どうか、おゆるしください。」
──以下ループ──
「わかった」 ←
マッシュ
「ありがとうございます。
 ティエルどのも おつかれでしょう。
 それでは、これで失礼します」
マッシュ、退室しようとして半ばで振り返る。
マッシュ

「ティエルどの。
 この先の戦いは、いままでよりも
 かこくなものになります。

 このわたしは、戦いに勝つためには
 どんなことでもしましょう。
 それが、どんな ぎせいを
 はらうことになっても・・・」

マッシュ、ティエルの部屋を辞する。
ティエル、それを静かに見送る。
暗転。
──翌朝
──四階 マッシュの部屋
マッシュ
「ティエルどの。
 準備はととのっております。」
ティエル
「ようし出発だ」 ←
「ちょっと、わすれもの・・・」 ←
マッシュ
「おいそぎください。
 みな まっているのですから。」
暗転。
──練習地
マッシュ
「ようし、これより全軍北へ向かい。
 このまま、北方へ攻め込む。」
フリック、飛び上がって驚く。
フリック
「なんだってぇーーー。
 なんで、そんないきなり・・」
サンチェス
「そうです。
 今日は、ただのくんれん
 だったのでは・・・」
マッシュ
「帝国軍も、そう思っているはずです。
 その機をのがしては なりません。
 このまま北方へ攻め上がります。」
ハンフリー
「・・・・・・奇襲か。」
フリック
「どうりで、
 くんれんにしちゃあ
 装備が多いと 思ったぜ。」
マッシュ
「北へむかいます。
 よろしいですなティエルどの。」