幻想水滸伝2 台詞集 第一章

燕北の峠

入り口に見張りの兵士が二名立っている。
同盟軍兵士A

「この先はハイランドとの国境になっています。

 また、霧の怪物が出るという
 うわさもありますので、
 ミューズ市長アナベルさまの命によって
 通行禁止となっております。

 どうか、おひきとり下さい。」

ジョウイ、兵士の元へ。
ジョウイ
「ぼくたちはどうしてもハイランドへ戻ら・・・
 行かなきゃいけないんです。」
同盟軍兵士A
「しかし命令ですから。」
アイリ、兵士の元へ。
アイリ
「そこをなんとかさぁ、おねがいだよ。」
兵士、焦って後ずさる。
同盟軍兵士A
「そう言われても・・・」
ボルガン、一歩進み出る。
ボルガン
「おねがいだよぉ。」
同盟軍兵士A
「・・・・・・・・・・・・・」
リィナ、もう一人の兵士の元へ。
リィナ
「あの・・・隊長さん・・
 すこしお話が・・・・」
兵士、リィナへと向き直る。
同盟軍兵士B
「?」
リィナ、一歩先へ。
リィナ
「すこし・・・こちらへ・・・・」
リィナ、兵士を連れ奥へ。
暗転。
リィナ、兵士を連れ戻って来る。
同盟軍兵士B
「あ・・・えっと・・・・・・・
 だまっていてくださいね。
 約束ですよ。」
ジョウイ、訳が判らずきょろきょろと一同を見回す。
ジョウイ
「?」
リィナ
「ええ、もちろんですわ、フフ。」
アイリ
「・・・・・・・・アネキ・・・また・・・」
リィナ、一同へと向き直る。
リィナ
「やさしい兵隊さんが
 通してくださると
 おっしゃっていますので、
 お言葉にあまえましょう。」
ボルガン、飛び上がって喜ぶ。
ジョウイ、やはり訳が判らず一同を見回す。
ジョウイ
「??」
一同、先へ進む。
ジョウイ
「リィナさん、いったい何をしたんですか?」
リィナ
「ふふふふ・・大人の話をしてきただけよ。
 さぁ、行きましょう。」
リオウ、兵士らに話し掛ける。
同盟軍兵士B
「どうした、ほら早く行きな。」
同盟軍兵士A
「ちぇっ・・・・・隊長だけ・・・・」
一同が先へと進んで行くと、途中に小さな泉があった。
『おいしい水だ。
     HPと魔力が回復した』
一同、開けた場所へと辿り着く。
アイリ
「なにか・・・・いやな気配・・・・」
ジョウイ、リオウへと向き直る。
ジョウイ
「リオウ・・・・・・・・
 来るぞ・・・・・」
辺りに霧が立ち込めミストシェイドが現れる。
戦闘開始。
アイリ
「けっこうきびしかったね。
 アネキの言う通り、
 リオウたちといっしょでよかった。」
ジョウイ
「たしかに・・・
 ぼくとリオウだけでは
 あぶなかったかもしれません。」
ボルガン、飛び上がって主張。
ボルガン
「おなかすいたぁ。」
ボルガン、再び飛び上がる。
リィナ
「ふふ、行きましょう。
 もう少しで峠をこせるはずです。」
──出口
ジョウイ、リオウへと向き直る。
ジョウイ
「ここから、北をめざせば
 キャロの街が見えてくるはずだ。
 がんばろうリオウ。」
アイリ、リオウへと向き直る。
アイリ
「そこで、お別れってことだね・・・・」
一同、キャロの街へ。