幻想水滸伝2 台詞集 第一章

傭兵隊の砦3

ビクトール
「おお、帰ってきたぜ。
 なつかしい、我が家よ。」
フリック、ビクトールへと向き直る。
フリック
「このオンボロ砦がか?」
ビクトール
「うるせぇなぁ。おれは気にいってるんだよ。
 なあ、リオウ、ジョウイ、
 そんなにわるかねぇよな。」
ナナミ、きょろきょろと砦を見回す。
ナナミ
「ここがぁ・・・・・
 そっかなぁ?」
ビクトール

「はっはっはっはっはっは!!!
 子供にゃあ、この良さはわからんか。

 さあてと、おれは先に休ませてもらうぜ。
 おまえらもつかれただろうから、
 ゆっくり休んだ方がいい。

 わからないことがあったら、レオナに聞きな。
 酒場の女主人だ。」

ジョウイ
「ぼくたちは、“ほりょ”なんじゃ・・・・」
ビクトール

「ん?・・まあそうなんだが・・・・・

 手間さえかけなけりゃぁ、好きにしてな。
 やることがないなら仲間探しでもしてくれ。
 人手が足りなくてな。」

フリック
「ほとぼりがさめるまでは、ゆっくりしてな。
 そのうちハイランドに戻れる良い方法を
 考えてやるよ。」
ビクトールとフリック、砦の中へ。
──敷地内 井戸
ゲンゲン
「どうした?
 ゲンゲンは水も好きだ。
 仕事してのむ水はうまいぞーーー」
──一階 酒場
レオナ
「おや、用かい?
 ふふふふ・・・・・・・・・・・・」
傭兵隊兵士
「お、もどってきたのかリオウ。
 無事でよかったな。」
傭兵隊兵士
「リオウ、
 ポールにかんしゃしとけよ。
 あいつ、ボスに泣き付いてたのんでたからな。」
傭兵隊兵士A
「メシだ!メシだぁ!!!!
 ヒャッホーーー!!!!」
傭兵隊兵士B
「メシ!メシ!メーーシッ!!!」
レオナ
「あんたら、いいかげんにしな。
 たたきだすよ!!!」
傭兵隊兵士AB
「・・・・メーーーシッ・・・・・」
──地階 倉庫
バーバラ
「はいはい。
 何かをあずけたいのかい?」
──地階 一室
ポール
「よぉ、リオウ。
 どうした?今日はもう休むのかい?」
ポール
「どうしたい、リオウ?
 休むのかい?」
リオウ
「ひと休み」 ←
ポール
「どうだい、砦の日記でもつけるか?」
リオウ
「きろくしない」 ←
「きろくする」 ←
ポール
「じゃあ、また明日な。」
暗転。
ポール
「よぉ、よくねむれたかい?
 さぁ、今日も元気にあそんで来いよ。」
「きろく」
「やめる」 ←
ポール
「そうか、じゃあもう少し
 あそんでこいよ。
 またな。」
──二階
傭兵隊兵士
「もどってこれたのか、リオウ。
 まぁ、そんなにおちこむなよ。
 都市同盟も、けっこう良い国だぞ。」
少年
「かってにいなくなっちゃ
 ダメじゃないかリオウ。
 おまえは、おれのこうはいなんだぞ!」
──二階 広間前
傭兵隊兵士
「ビクトールさんも、フリックさんも
 むかしは名の知れた戦士だったらしいよ。
 フリックさんは『青雷のフリック』なんて
 よばれてたらしいし・・・・・」
──二階 広間
ビクトール
「ふぁぁぁぁ・・・・いい天気だなぁ。」
傭兵隊兵士
「ミューズ市から、資金をちょうたつできたのは
 いいんですが、戦いになったら・・・・・」
ビクトール
「とりあえず、メシが食えれば
 万事OKさ。」
傭兵隊兵士
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
──二階 ビクトールの部屋
給仕の女性
「ビクトールさんのおへやは
 すぐきたなくなっちゃうのよねーーーー
 ま、こんなもんでいいでしょ。」
──二階 フリックの部屋
フリック
「よぉ、リオウ。
 どうだ?
 ここのくらしにも、なれたか?」