幻想水滸伝2 台詞集 第一章

トトの村2

一同がトトの村へと戻ると、村が焼け落ちていた。
ジョウイ
「こ・・・・これは・・・」
ピリカ
「ウワァァァァァーーーーン
 ウ、ウ、ウワァン、ウワァン、ウワァーーー」
一同、ピリカの家の前へ。
ジョウイ
「どうした・・・・・・・・・」
ピリカ
「ウワァァァァァァァァァァァーーーー
 ウ、ウ、ウワァァァァァァァァァァーーーー
 ウワァン、ウワァン、ウワァァァンーーー」
ジョウイ
「な、何が
 いったい何が・・・・・・」
ピリカ

「ウワァァァンンンンン、
 ウワァァァァンンンンン

 ウワァアンン、あ、あのねぇ、あのねぇ、
 お父さんがね、かくれてなさいって言ったの。

 だからね、ピリカね、ちゃんとかくれてたんだよ。
 ほんとだよ。グスン。

 でもね、でもね、大きな音がしたの。
 こわい声がしたの。
 とっても、とってもこわい声がしたの。

 ヒック、だからね、
 ほっとだけ、ちょっとだけね、
 出てきちゃったの。」

ジョウイ
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ピリカ

「ヒック、そしたらね、そしたらね・・・・

 お父さんもお母さんもいたの。

 でも動かないの。

 赤くて、ベトベトしたのがいっぱいついてたの。」

ムクムク
「ムー」
キニスン
「なんて・・・・
 ひどい・・・・・・・」
シロ
「グルルルゥゥゥ・・・・・・」
ピリカ

「グスン、あのね、おにいちゃん、あのね、
 ピリカ知ってるよ。

 お父さんとお母さんは“死んだ”んでしょ。

 ネコのミィが死んだ時に、
 お父さんが言ってたもん。
 ヒック、ヒック、ウゥゥ・・・

 でも、でも、でも、だいじょうぶだよね。
 ミィが死んだ時もお父さん
 だいじょうぶって言ってたもん。

 “ちょっと遠い所へ行っただけだ”って
 言ってたもん。

 そうでしょ?そうでしょ?

 ピリカ、ピリカ、良い子にするから・・・・
 ウワワワァァァァ、
 お父さぁぁん、ウワァァァァン・・・」

ジョウイ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジョウイ、泣き喚くピリカをそっと抱きしめ目を閉じる。
アップル
「誰か?誰かいるの?」
一同、声のした方へ向き直る。
アップル、一同の元へ。
アップル
「あなたたちは?
 どうやらハイランドの兵士じゃないようだけど。
 生き残り?」
リオウ
「ここで何があったんだ?」 ←
アップル

「ハイランドの狂皇子ルカ・ブライトのしわざよ。
 ただ軍の士気を高めるためだけに、
 この村を襲い、すべてうばい去って火をつけたの。
 そして、次は・・・

 あなた、ビクトールという男を知っている?
 この近くで傭兵をしていると聞いてきたのだけど、

 知ってるのね?
 時間がないの、そこへ案内してもらえない?」

「君はだれだ?」 ←
アップル

「わたしの名はアップル。
 取材旅行の途中なのだけれど、
 ハイランドの狂皇子ルカ・ブライトの凶行を知って
 ここまで来たの。

 ルカはこの村の次に・・・

 あなた、ビクトールという男を知っている?
 この近くで傭兵をしていると聞いてきたのだけど、

 知ってるのね?
 時間がないの、そこへ案内してもらえない?」

ジョウイ、ピリカを抱きしめたまま顔を上げ抗議。
ジョウイ
「待てよ!
 この子が・・ピリカが・・・
 まだ泣いている。」
アップル、数歩前へ。
アップル
「一刻を争うのよ。
 引っぱってでも、つれて来なさい。
 さ、早く急いで。」
暗転。
──宿屋跡 前
ハンナ

「くっ・・・・・・不覚・・・・・・・
 わが力およばず・・・
 この村を守りきれなかった・・・

 我がしゅぎょうの旅も・・・・・
 ムダなものであったのか・・・」

リオウ
「いっしょに戦いましょう」 ←
ハンナ、リオウへと向き直る。
ハンナ
「ふむ・・・・・我が剣をふるう場が
 まだ、残っているというのか?
 ならば、たのむ。」
ハンナ
が仲間になった!
「はやく逃げたほうがいいですよ」 ←
ハンナ
「そうかも知れぬな・・・・・
 しかし、戦士の不覚。」
ハンナ2
「くっ・・・・・我が剣の不覚・・・・・・・」
リオウ
「いっしょに戦いましょう」 ←
「はやく逃げたほうがいいですよ」
──以下、前述の選択肢に同じ──
一同、傭兵隊の砦へ。