幻想水滸伝2 台詞集 第二章

ミューズ市

一同がミューズに辿り着くと、門が固く閉ざされていた。
同盟軍兵士
「ああ?
 なんだ、なんだ、おまえらは?」
ジョウイ、一歩前へ。
ジョウイ
「ぼくたちは、
 傭兵隊長のビクトールさんの知り合いです。
 この街で落ち合うことになっているんです。
 通してください。」
同盟軍兵士
「だめだ、
 通行証のない者を入れるわけにはいかん!
 ハイランドのスパイがいつまぎれこむか
 わからないからな!!」
ジョウイ
「そんな・・・ぼくらがスパイだとでも・・・・」
ナナミ、ジョウイと門番の間に割って入り、ジョウイを押し戻し宥める。
ナナミ
「はい、はーーーい。
 おこらない、おこらない。
 ここは、このナナミちゃんにまかせておいてよ。」
ナナミ、門番のもとへ。
ナナミ、後ろで手を組み首を傾げ身体を揺らして媚びる。
ナナミ
「ねぇ、ねぇ、ビクトールっていうおっさんに
 会わなきゃいけないんだよぉ。
 ね、ね、ちょっとだけ通して。」
同盟軍兵士
「ばかを言うな。
 とっとと行くんだ鼻ペチャ女。」
ナナミ、後ずさりプルプルと打ち震える。
ナナミ

「は、鼻ペチャ・・・・・・?

 い、いま、な、なんて言ったの?」

同盟軍兵士
「鼻ペチャって言ったんだよ
 チビスケが。
 さぁ、帰れ帰れ!」
ナナミ、更に後ずさり怒りに打ち震える。
ナナミ

「チ、チビスケ・・・・・

 も、も、もう一度言ったら・・・ヒドイわよぉ!」

同盟軍兵士
「うるさい!
 このおかっぱ頭のちぢれマイマイがぁ!!」
ナナミ、更に後ずさる。
ナナミ

「おかっぱ・・・・ち、ちぢれマイマイ・・・・・

 うううううーーーーー
 もぉぉおこったぁ!
 実力行使だぁ。」

ナナミ、飛び上がり怒る。
一同、慌ててナナミを制止。
ジョウイ

「わ、わわわ・・・・

 ちょ、ちょっとナナミ!」

一同、急ぎ足でナナミを引きずり離れる。
ナナミ
「わ!わ!わ!
 は、はなしてぇーーーーー」
ナナミ、一同を見回しながら怒る。
ナナミ
「もーーー、なんでジャマするのよぉぉぉ。」
ジョウイ

「門番に八つ当たりしてもしかたないだろう。
 それにぼくらは正式にビクトールさんの部隊に
 入っているわけじゃないし
 信用してもらえなくても仕方ないよ。

 でも、このままというわけにもいかないし・・・・
 他に方法を考えないといけないな。」

門番2
「通行証のないやつを通すわけにはいかんと
 言っただろう。さぁ、帰った、帰った!」