幻想水滸伝2 台詞集 第二章

シンダル遺跡

アレックス、遺跡の扉前で一同を振り返る。
アレックス
「ここが、そうさ。
 見てみろよ。このレリーフを。」
ジョウイ、何かに気付いたように遺跡の扉の前へ。
ジョウイ
「これは・・・シンダル族の文様?」
アレックス、扉へと向き直る。
アレックス
「そうさ、ここは失われた民、
 シンダル族の残した遺跡なんだ。」
ナナミ、飛び上がってジョウイを褒める。
ナナミ
「わぉぅ、ジョウイ
 すごい!すごい!!
 良く知ってたね。」
ジョウイ、一同のもとへ。
ジョウイ
「え・・・・いや・・・・・・・・
 父の部屋で、本をのぞき見しただけだよ。」
アレックス、一同へと向き直る。
アレックス
「前からここを調べていたんだが、
 昨日やっと、この遺跡の秘密を見つけたんだ。」
アレックス、扉の仕掛けを操作。
すると、固く閉ざされた扉が開いてゆく。
アレックス、一同へと向き直る。
アレックス

「この通りさ。
 やっぱりここはただの遺跡じゃなかったんだ。

 さぁ、ここから先は怪物がでるかもしれないから
 しんちょうに行くぞ。」

一同、遺跡の中へ。
──遺跡内 扉前
扉が固く閉ざされている。
アレックス、扉の横の仕掛けを操作。
アレックス
「どれどれ・・・」
すると、固く閉ざされた扉が開いてゆく。
一同、遺跡の更に奥へ。
──仕掛け扉の前
扉の横には丸い窪みがある。
アレックス
「どれどれ・・・」
アレックス、幾度か挑戦するも扉は開かない。
アレックス
「このくぼんだところに、
 何かをはめこむしかけになっているみたいだな。」
一同、更に奥へ。
石像の仕掛けを動かし更に奥へ進むと、丸い石版があった。
アレックス
「よし、こいつを使って・・・」
[ 丸い石版を手に入れた ]
一同、先ほどの仕掛け扉へ戻り、石版を嵌める。
すると、固く閉ざされた扉が開いてゆく。
一同、更に奥へ。
途中の一角に、三角の石版があった。
アレックス
「よし、こいつを使って・・・」
[ さんかくの石版を手に入れた ]
一同、更に奥へ。
──仕掛け扉の前
扉の横には四角い窪みがある。
アレックス、仕掛けを探る。
アレックス
「このくぼみに合う石版を
 どこかで見つけないとダメだな。」
一同、更に奥へ。
階段を昇り切ったところに三角の窪みがある。
三角の石版を嵌め込むと、仕掛けが作動し水路の水が引いてゆく。
アレックス
「ずいぶん、おおがかりなしかけだな。
 水がみるみる引いていくぜ。
 これで、通れる場所がふえたんじゃないかな。」
一同、水路を渡り探索を続ける。
途中の一角に、四角の石版があった。
アレックス
「よぉし。これを持っていけば、
 ついにお宝とご対面だ。」
[ しかくの石版を手に入れた ]
一同、更に奥へ。
最奥の扉の横に石碑がある。
アレックス
「どうやら、ここがそうみたいだな。」
ナナミ
「ここが宝物のある所?」
アレックス
「ああ、そうだ。
 ここにシンダルの文様がある。」
アレックス、石碑へと向き直る。
アレックス
「“とびらを開きし者よ、
 なんじの望むもの、なんじの願うもの
 なんじの大切なものはここに、
 されど、心せよ・・・・・”」
ナナミ、リオウへと向き直る。
ナナミ
「“大切なもの”ってなんだろ。
 わたしはリオウとジョウイ、
 あとは、死んじゃったけど
 ゲンカクじいちゃん・・・かな。」
リオウとジョウイ、ナナミへと向き直る。
ジョウイ
「そうだな・・・・・・・
 “大切なもの”ってのは、
 そう多くはないよ・・・・・・」
リオウ
「みんな」 ←
ジョウイ
「リオウもかい?
 そうだな、そいつが一番だよ・・・多分。」
「名声」 ←
ジョウイ
「本気かい、リオウ?」
「金」 ←
ジョウイ
「・・・・・・・・・・・・・・・」
アレックス、一同へと向き直る。
アレックス
「おい、何を言ってるんだ?
 “大切なもの”だぞ、
 お宝に決まってるじゃないか。
 そうだろ?」
アレックス、仕掛けを操作。
すると、固く閉ざされた扉が開いてゆく。
アレックス
「やった!ついにやったぞ!!
 お宝とご対面だ!!!」
一同、中へ。
アレックス
「ついに念願のお宝と対面だな。」
ジョウイ、何かに気付いたように叫ぶ。
ジョウイ

「アレックスさん!待ってください!!

 リオウ!!ナナミ!!!
 気をつけるんだ!!
 何かいるぞ!!!」

ダブルヘッド、一同へと迫る。
アレックス、後ずさる。
戦闘開始。
ジョウイ
「ふぅ・・・・・・今のは・・・・
 宝物の番人か?」
アレックス
「シンダル族の残した遺跡の一部、
 とでも言うのかな。」
ナナミ
「でもやっつけちゃったから、
 もーー大丈夫、大丈夫。」
一同、祭壇へ向かう。
祭壇へ向かう前に引き返そうとすると、アレックスに止められる。
アレックス
「おいおい、待てよ。
 どこへ行くんだ?
 お宝はこの先、
 ほら、あそこだよ。」
──祭壇
アレックス
「これが・・・・・
 宝物の・・・・・・・・・・・
 やっと・・・・・・・・」
最後尾でナナミ、飛び上がって見ようとする。
ナナミ
「え、何?何?何?
 ねぇ、ねぇ、わたしにもちょっと見せてよーーー」
アレックス
「これで・・・・これで・・・・・
 ヒルダにも良い服を買ってやれるし・・・・
 ピートにもうまいものを食わせてやれる・・・・」
ナナミ、飛び上がって急かす。
ナナミ
「ねぇ、ねぇ、ねぇ、
 はやく開けようよーーーーーー」
アレックス
「よし!開けるぞ。」
アレックス、宝箱を開ける。
アレックス
「・・・・・・・・・・・・これは・・・」
ナナミ、飛び上がって見ようとする。
ナナミ
「え?何?何?何?
 見えないよーーーーーーー」
『やくそう』を見つけた ]
アレックス

「何だこりゃ???

 何が“大切なもの”だよ・・・・・・
 もったいつけやがって!!
 ちきしょう・・・・・

 今度こそって思ったのに・・・・・」

ジョウイ

「アレックスさん・・・・

 宝物はあきらめて、もどりましょう。
 多分・・・・・
 そんなものは最初からなかったんですよ。」

ナナミ、飛び上がって励ます。
ナナミ
「そうだよ、元気だそうよ。
 ヒルダさんも帰りを待ちわびてるよ。」
アレックス

「・・・・・・・・・・・

 そうだな・・・・・・・
 まぁ・・・話のタネぐらいにはなるか・・・・・」

[ やくそうを手に入れた ]
ジョウイ、リオウへと向き直る。
ジョウイ
「行こうよ、リオウ。」
リオウ
「そうだね」 ←
ナナミ、勢い良く振り返り一同を先導。
ナナミ
「よし、しゅっぱーーーつ!!!」
「もうちょっとさがそう、もしかしたら・・・・」 ←
ナナミ、飛び上がって抗議。
ナナミ

「えーーーーーー

 つかれたよーーーー、もどろうよーーーーー」

──遺跡 入り口
アレックス

「ちぇっ、ヒルダにあんなこと言ったのに・・・・
 手に入ったのは
 “やくそう”一束か・・・・

 これじゃあ格好悪くて帰れないな・・・・」

アレックス、薬草を放り投げ蹴り捨てる。
アレックス
「ヒルダ・・・おこってるだろうなぁ・・・・・」
ナナミ
「だいじょうぶ、だいじょうぶ、
 そんなことないよ。
 さぁ、帰りましょう。」
アレックス
「あぁ・・・・」
ナナミ、何かを思い出したように一歩前へ。
ナナミ
「あと、宝さがしはちゃんと手伝ったんだから、
 約束わすれないでね。」
アレックス
「あ・・ああ・・・・・・」
一同、白鹿亭へ。